準決勝進出に大きく貢献した伊藤敦樹 photo/Getty Images

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ルヴァンカップ準々決勝で浦和レッズは名古屋グランパスと対戦。2ndレグを3-0と勝利し、2試合合計4-1で準決勝へと進出した。2得点を決め、勝利の立役者となった男が伊藤敦樹である。

2ボランチの一角としてスタメン出場した伊藤は、31分に左サイドからの松尾佑介のクロスボールに頭で合わせて先制点を決めて試合を優位に進める。41分にもCKから岩尾憲の絶妙なボールに左足のボレーでゴールネットを揺らし、2点差に広げて浦和に勢いをもたらした。

6月に行われたリーグ戦の名古屋戦で今季初ゴールを決めた伊藤。ここまでJ1では3ゴール、ルヴァンカップでは2得点を決めており、すべて6月以降のゴールと好調をキープしている。浦和が後半戦でわずか1敗にとどまっているのは、伊藤のゴールで勢いに乗っているからであり、敗戦したアウェイの名古屋戦も伊藤は途中出場だった。

試合後には声出し応援が解禁された埼玉スタジアムで勝利の歌をサポーターとともに歌った選手たち。浦和ユース出身である伊藤も見慣れていたかもしれないが、プロに入ってからは初の光景だ。浦和の魂を背負う男が中盤からチームを支えて上昇していく。