屋形船を楽しもう

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 平安時代から原型があるといわれる屋形船は江戸時代に栄え、今なお多くの屋形船が営業を続けている。夜景と食事が一度に堪能でき、涼しい海風を感じられる屋形船は夏にピッタリだ。この夏は風情あふれる屋形船を試してみてはいかがだろうか。

●東京にある乗合で利用できる屋形船

 まずは少人数でも利用しやすい、乗合で利用できる屋形船をご紹介しよう。

●屋形船 晴海屋

 晴海屋は2人から乗船可能な屋形船。恋人同士や夫婦などでも利用しやすい。コースは桜のシーズンがお花見コース、それ以外がお台場やスカリツリーを眺められるコースとなっている。

 予約時に申し込むと「祝い船セレモニー」を無料で利用できる。これは誕生日などの記念日にプレゼントがもらえ、一緒に乗船している人からも祝福されるというもの。大切な日がより貴重なものになりそうだ。

●屋形船 中金

 中金は2人から乗船でき、最小催行人数が10人という屋形船。せっかく申し込んだのに中止になっては残念だが、比較的少人数でも中止にならないのはうれしい。

 船は上に展望デッキを備えており、遮るもののない迫力のパノラマ風景を堪能できる。隅田川花火大会のときや桜のシーズンには特別なプランとなり、何回乗っても楽しめそうだ。

●船宿 釣新

 釣新の乗合屋形船は隅田川と東京湾の名所を満喫できる。東京タワーからレインボーブリッジ、お台場、スカイツリーなどを楽しめ東京観光にもピッタリだ。

 料理には市場から仕入れた新鮮な魚を使用。特にマグロや穴子は専門の店から仕入れており、こだわりがある人でも満足できるだろう。コースのほか、別料金でオプションを追加することも可能だ。

●屋形船 濱田屋

 濱田屋は元フレンチの料理人が総料理長を務める屋形船。伝統的な和食にフレンチの華やかさが加わり、普通の屋形船では味わえない料理を堪能できそうだ。

 船の中は座りやすいテーブル・椅子スタイルのため、年配の人や外国の人でも安心して利用できる。天井も高く設計されており、圧迫感が低いのもうれしい。女性専用トイレが2カ所あるのもポイントが高い。

●東京にある貸切で利用できる屋形船

 続いて貸切で利用できる屋形船を紹介しよう。 貸切専門アニバーサリークルーズ  アニバーサリークルーズは和風の船ではなく、クルーザーで楽しむ屋形船。目的、予算、人数にあわせて異なる定員のクルーザーを手配してくれる。最少人数は2人と少なく、ほかの人に邪魔されることのない貴重な時間を過ごせるだろう。

 料理はランチボックスからビュッフェ、バーベキュー(BBQ)、寿司などと多彩。飲み物も専属のバーテンダーが作る本格的なもので満足度が高い。リムジン送迎などさまざまなオプションも用意されており、満足度の高い体験ができそうだ。

●屋形船ドットコム 船宿 貴船茶屋

 貴船茶屋は和風の屋形船と洋風のクルーザーから選べる屋形船。花見や花火は伝統的な屋形船、クリスマスはクルーザーなど、季節や好みに合わせて選択できる。10人で貸し切れる船もあるので、比較的少人数のグループでも利用できるのがうれしい。

 コースも豊洲市場とお台場を回るコース、お台場周遊コース、京浜運河周遊コースと多彩。何度乗っても楽しめそうだ。

船宿西野屋

 船宿西野屋は珍しい、もんじゃ焼きを楽しめるコースがある屋形船。庶民的なもんじゃ焼きだけにリーズナブルな料金で利用できる。もちろん、通常の和食コースや焼き肉コースもあり、予算や嗜好に合わせて選ぶことが可能だ。

 屋形船としてだけでなく、釣り船としても利用できるのが船宿西野屋の特徴。ハゼ釣りのコースでは釣ったハゼをその場で天ぷらにしてくれる。未就学児の子どもでも利用でき、自分で釣った魚を食べればいい思い出になりそうだ。

●屋形船で日常を忘れよう

 屋形船は日本では昔から親しまれており、かつては貴族が利用していたという。現在では誰もが楽しめるものとなったが、その非日常感は失われていない。

 日常生活に疲れを感じたら屋形船を利用してみてほしい。日頃から見慣れた風景も海の上からは違った風景に見え、おいしい料理とともに明日への活力がわいてくることだろう。(ライター・ハウザー)