安定感を増すショルツの復帰 photo/Getty Images

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ルヴァンカップ準々決勝で浦和レッズは名古屋グランパスと対戦。2ndレグを3-0と勝利し、2試合合計4-1でセレッソ大阪の待つ準決勝へと進出した。守備の鉄人たちが復帰したこの試合で浦和は安定感のある攻守を見せた。

浦和は序盤に名古屋に決定機を作られるなど、苦しい展開となった。それでもしのぎ切って伊藤敦樹の先制ゴールへとつなげていったのだ。苦しい時間でも粘り強く守れたのは、アレクサンダー・ショルツや酒井宏樹といった主力選手たちの復帰が大きい。

名古屋の相馬勇紀と対峙した酒井は持ち前のフィジカルと強度の強さを発揮して完封。決定的なシーンを作らせずに右サイドに大きな蓋を閉めた。ショルツもセンターバックで先発出場して冷静なカバーリングとスピードで名古屋FWに対応。ショルツ不在のリーグ戦でやられていた永井謙佑に仕事をさせなかった。

守備の主力たちが復帰したのは連戦が続くチームにとって大きい。いまだ前線のプレイヤーに離脱者が多いなか、守備の安定化がチームの好調につながっていく。週末のジュビロ磐田戦やAFCチャンピオンズリーグに向けて酒井とショルツがチームをけん引していくことだろう。