シュロッターベック、ズーレで目指す守備改革 ドルトムントは昨季の“52失点”からどこまで減らせるか
何度か危ないシーンを作られながらも。レヴァークーゼンとの開幕戦を何とか1−0で勝利したドルトムント。100点満点のパフォーマンスとは言えないかもしれないが、優れたアタッカーを抱えるレヴァークーゼン相手にクリーンシートで発進できたのは自信となるはずだ。
まずは何と言っても新戦力のDFニコ・シュロッターベックだ。残念ながらバイエルンから加わったニクラス・ズーレは負傷離脱してしまったが、シュロッターベックはレヴァークーゼン戦からクリーンシート達成に貢献。相棒に入ったベテランのマッツ・フンメルスもさすがの存在感で、ズーレを加えたセンターバック3人衆は守備の軸だ。
独『sky Sports』では、現役時代にバイエルンなどでプレイした解説のディートマー・ハマン氏もドルトムントの守備面に期待しているようで、今夏に加えたズーレとシュロッターベックを現ドイツ最高のセンターバックと評価する。エズジャンの泥臭いプレイにも期待をかけており、後方の安定無くしてブンデスリーガ制覇はあり得ない。
何より昨季のドルトムントは52失点と守備の不安定さが目立った。FWアーリング・ハーランドの抜けた前線も気になるところではあるが、まず失点数を20点ほど減らさなければバイエルンと戦えないだろう。
レヴァークーゼン戦からクリーンシートを達成できたのは大きいが、ドルトムントはどこまで失点数を減らせるか。バイエルンとのタイトルレースに勝つには、こうした接戦をモノにしていく守備力が不可欠だ。