将棋界の早指し団体戦「第5回ABEMAトーナメント」で、本戦トーナメント出場を決めているチーム永瀬の永瀬拓矢王座(29)、増田康宏六段(24)、斎藤明日斗五段(24)の3人が、「週刊少年ジャンプ」編集部に集結。更なるチーム力向上を目指し、永瀬王座の愛読マンガ「僕とロボコ」にちなんだクイズ大会を通して互いの理解を深めた。

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 ストイックに将棋に取り組む姿勢から「軍曹」の異名を持つ永瀬王座も、この日ばかりはソワソワと落ち着かない。それもそのはず、ジャンプファン歴18年で「生きている間に一回は来たかった場所」という発行元の“聖地”・集英社を訪れ、対局中には決して見せることのない満面の笑みを浮かべた。

 いよいよ「週刊少年ジャンプ」編集部に到着。「週刊少年ジャンプ」連載中の大人気マンガ「僕とロボコ」の担当編集者の杉田卓さんの案内で、オフィス内を探検した。最新刊に貴重なグッズ、過去に発行された名作の資料などが詰まった宝庫とも呼べる場所。タイトル戦の大舞台を渡り歩き、数々の戦果を上げる永瀬王座をもってしても「ここ最近で一番テンションが上がっています」と感激の表情は隠せなかった。少年のように瞳をキラキラ輝かせて「すごかったです…」と大満足で探索を終えた3人だったが、企画の主旨はもちろんチーム力の更なる向上だ。そこで永瀬王座は、自身の愛読マンガ「僕とロボコ」を題材としたクイズ大会を通して「さらなるチーム力の強化を図りましょう」と呼びかけた。

 この日のために作品を読み込んで予習してきた増田六段と斎藤五段も、やる気は十分。3人は編集部の杉田さんがセレクトした「豪華ジャンプグッズ詰め合わせ」を懸けて全7問の早押しクイズに挑戦した。ここは永瀬王座が圧倒的に有利か?と思われたが、早押しクイズ“あるある”とも言える引っ掛け問題に次々と引っかかり不正解を連発。「吸い込まれるように引っかかってしまいました。人生の厳しさを感じました」となんとも寂しげな表情を見せた。このクイズで健闘したのは斎藤五段。早押しボタンの故障で口頭で「ピンポン!」を表現するハンデを負いながらも、予習を実らせしっかりポイントを稼いだ。

 永瀬王座3点、斎藤五段2点、増田六段1点で迎えた最終問題。ここでは一発逆転の100点が与えられるとあり、より一層の緊張感が漂った。最終問題は作中に永瀬王座が描かれたシーンがお題とあり、本人がしっかり決めてトータル103点で優勝を飾った。マニアックで独特の世界観が魅力の「僕とロボコクイズ」を楽しんだ3人の様子に、視聴者からは「お手付きしてしまう永瀬先生面白い」「永瀬王座の目がキラキラ輝いてたw」「笑いっぱなしでした」「編集部訪問うらやましい〜」「ずっとニコニコの永瀬先生〜」「引っ掛けにそのまま突っ込む王座w」と多数のコメントが寄せられていた。

 賞品は豪華ジャンプグッズ詰め合わせに留まらず、3人にはサプライズプレゼントとして「僕とロボコ」著者の宮崎周平先生から、ロボコと3人の似顔絵の描き下ろしと手書きメッセージが贈られた。自身も大の将棋ファンという宮崎先生から「バナナとコーヒーとラーメンを食って優勝目指して頑張って下さい。陰ながら応援しております」とのメッセージをパワーに変え、全員で大きく拳を掲げて優勝を誓った。

◆第5回ABEMAトーナメント 第1、2回は個人戦、第3回からは3人1組の団体戦として開催。ドラフト会議で14人のリーダー棋士が2人ずつ指名。残り1チームは、指名を漏れた棋士がトーナメントを実施、上位3人がチームとなり全15チームで戦う。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで行われる。チームの対戦は予選リーグ、本戦トーナメント通じて5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5リーグに分かれて実施。上位2チーム、計10チームが本戦トーナメントに進む。優勝賞金は1000万円。
(ABEMA/将棋チャンネルより)