将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)は8月10日、菅井竜也八段(30)と順位戦A級2回戦の対局を愛知県名古屋市の「名古屋将棋対局場」で午前10時に開始した。藤井竜王は6月に行われた開幕戦で白星発進。連勝をかけて、今期A級で唯一の振り飛車党・菅井八段とどのような戦いを繰り広げるか、大きな注目が集まっている。

【中継】藤井聡太竜王VS菅井竜也八段 注目の一局

 菅井八段は9時27分頃対局場に入室。藤井竜王も9時33分頃の着座と早めの到着だった。マスクを付け替え、除菌シートや電子時計などを丁寧に並べて身支度を整えた後、両者早々に駒を並べ終えて集中力を高めていた。

 藤井竜王は2016年10月に四段デビュー。第34期竜王(1組以上:1期)。タイトルは通算9期で、現在最多の五冠保持者。棋戦優勝は5回。デビューから5期連続で年度勝率8割を超え、将棋大賞でも2年連続で最優秀棋士賞に選ばれるなど令和将棋界のトップに君臨する天才棋士だ。昨期の順位戦B級1組を10勝2敗で駆け抜け、今期はA級を舞台に戦う。1回戦では佐藤康光九段(52)に勝利した。

 菅井八段は2010年4月に四段昇段。竜王戦3組。タイトルは王位で1期獲得し、棋戦優勝は4回を数える。プロの将棋界では少数派である振り飛車党のエース棋士として知られ、今期A級ではただ一人の振り飛車党。昨年度は朝日杯将棋オープン戦、銀河戦と2つの早指し棋戦で優勝を飾った。今期の順位戦A級は1回戦で斎藤慎太郎八段(29)に敗れており、本局に勝利して何としてでも星を戻したい。

 両者の過去の対戦成績は7局で、藤井竜王の5勝、菅井八段の2勝。直近の対戦は2020年7月の日本シリーズJT杯で、藤井竜王の5連勝中。約2年ぶりの対局で、藤井竜王がA級連勝を飾り名人初挑戦に弾みをつけるか、菅井八段がA級唯一の振り飛車党の貫禄を示すか。持ち時間は各6時間、先手番は菅井八段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)