絵本画家・谷内こうた初の回顧展、初期の未公開作品から晩年まで - 長野・安曇野ちひろ美術館にて

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企画展「谷内こうた展 ―風のゆくえ」が、2022年9月10日(土)から12月4日(日)まで、長野・安曇野ちひろ美術館の展示室4にて開催される。

回顧展「谷内こうた展 ―風のゆくえ」

谷内こうたは、1971年、22歳のときに3作目の絵本『なつのあさ』で日本人として初めてボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を受賞した絵本画家。そぎ落とされた絵と詩のような言葉選びで、今なお日本やヨーロッパの人々を魅了し続けている。

企画展「谷内こうた展 ―風のゆくえ」は、2019年に71歳でこの世を去った谷内こうたの初の回顧展。絵本原画や雑誌の表紙絵、初公開作品など、彼の初期から晩年の作品までを一堂に展示し、数々の資料と共に彼の画業を辿る。

絵本『なつのあさ』や『ネッカー川の対岸』を紹介

回顧展では、1970年代前半に描かれた《ネッカー川の対岸》から、1998年にスイス、エスパース・アンファン国際図書賞特別賞を受賞した『にちようび』、2018年の『ぼくたちのやま』まで約70点の作品を一堂に紹介。数々の国で評価された、移り行く光や空気を色の変化で表す画風や、現実と空想の世界を自由に行き来する独特の世界観を、間近で目にすることができる。

初公開・20代前半にドイツで描かれた油彩画も

また、谷内こうたはドイツやフランスの四季折々の自然や街並みを愛し、35歳のときに家族とともにノルマンディーに移住。アトリエを構えて数多くの油彩画を描いた。展覧会では、20代前半で初めてドイツに滞在した際に集中して製作された、初期の油彩画が初公開される。

【詳細】
企画展「谷内こうた展 ―風のゆくえ」
会期:2022年9月10日(土)〜12月4日(日)
時間:10:00〜17:00
会場:安曇野ちひろ美術館 展示室4
住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24
休館日:水曜日(祝休日開館、翌平日休館)
※11月23日(水)は開館、24日(木)は休館
出展作品数:約70点
料金:大人900円 / 高校生以下無料
※団体(有料入館者20名以上)、65歳以上、学生は700円
※障害者手帳提示者、付き添い者1名まで無料
※年間パスポート3,000円


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