プライベートな一面を明かした久保。その反響は韓国にまで及んでいる。写真:Ricardo Larreina/アフロ

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 今夏にレアル・ソシエダに加入した久保建英は、ソシエダの地元紙『EL DIARIO VASCO』のインタビューに応じ、様々な質問に回答。そのうちの1つが、元バルセロナのリオネル・メッシ(現パリ・サンジェルマン)と、元レアル・マドリーのクリスチアーノ・ロナウド(現マンチェスター・ユナイテッド)のどちらが好きか、というものだ。

 21歳の日本代表MFはバルサの下部組織で研鑽を積み、公式戦に出場する機会は得られなかったものの、昨シーズンまではマドリーに籍を置いていた。両クラブに縁があるため、ある意味、究極とも言える選択に、久保は「メッシ。正直にならないと」と答えた。

 この発言は小さくない話題となるなか、海を渡って韓国メディア『Sportal Korea』も反応。「日本のメッシが率直なメッセージ」と伝えている。
 
「久保はバルセロナとマドリーの両方で経験を積んでいる。少年時代はバルセロナで育ち、18歳以降はマドリーでプレーしていた。メッシとロナウドとは間接的な関係のなか、日本のメッシと呼ばれるように、彼はメッシを選んだ。久保は過去には『メッシの試合をテレビで見て、実際に人柄に触れてみて、どれだけすごい選手なのかを感じられた。メッシのように誰からも尊敬される選手になりたい』と語っていた」

 同メディアは「『EL DIARIO VASCO』は、サッカー以外のことを知ろうと積極的だった」とも指摘。プライベートな質問への回答にも注目している。

「久保はほかにも興味深い選択を続けた。日本出身でありながら、寿司とリブアイステーキではステーキを好み、高級ブランドではグッチよりバレンシアガが好きだという。サッカー選手でなかったら選んでいたであろう職業として、宇宙飛行士というのも驚きだった」

 韓国からしてみても、“日本の至宝”の内面に迫る貴重な機会となったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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