レネー・ゼルウィガー、「アンチエイジング」の表現を痛烈批判
映画『ブリジット・ジョーンズの日記』や『ジュディ 虹の彼方に』などで知られる女優のレネー・ゼルウィガー。
現在53歳である彼女が明かしたのは、“アンチエイジング”という言葉に抱く想い。歳を重ねることを前向きに捉えているレネーらしいメッセージが注目を集めている。
過去に、世間から整形疑惑をかけられた経験を「屈辱的だった」と振り返ったこともある、レネー。
2002年の<Entertainment Tonight>によるインタビューで「数十年後に、年齢を重ねたときに整形などを考えるかと聞かれた際には、「どんな選択でも、他人にどう思われるかではなく、自分の幸せが軸になっていることが大切」というポリシーを明かしていたことも。
そんなレネーが<The Sunday Times>の取材に対し、加齢に抵抗・反対するという意味にも捉えられかねない「アンチエイジング」という言葉に対する思いについて言及。
「美容製品を使うことで、実年齢とは違う年齢に見えると謳っている広告を目にすることがあります。それは、53歳という実年齢に沿った私には価値がないと言いたいのでしょうか。そういうメッセージを伝えたいの?」
「現在の自分にとって、最も生き生きとした最高な自分であることと、自分らしくない自分になりすまそうとすることは全く違います。年齢を受け入れることこそが、美しく輝くためには必要なんです。そうでなければ、年齢に引け目を感じながら生きることになるんですよ。それって、全く美しくないと思います」
また、 50歳を迎えた当時を振り返り、いかにポジティブな経験だったかについても告白。
「50歳になったとき、まるで新たな人生のスタートのように感じました。頭の中を巡る言葉に耳を傾けなくなり、他人からの期待や投影を無視できるようになり、真の自分らしさに気づかされました」
「ここに来るまで、多くのことを乗り越えなければなりませんでした。けれど、結果的に私は、声やパワーを手に入れることができたんです」