チェルシーでプレーするFWティモ・ヴェルナー【写真:Getty Images】

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2シーズンで公式戦89試合23得点21アシストを記録も、出場機会を求めて退団へ

 イングランド1部チェルシーのドイツ代表FWティモ・ヴェルナーは、古巣であるドイツ1部RBライプツィヒへの復帰が近づいているようだ。

 英紙「デイリー・メール」が報じている。

 ヴェルナーは、2020年夏に移籍金4750万ポンド(約78億円)でライプツィヒからチェルシーに加入。これまで公式戦89試合で23得点21アシストという数字を残しているが、簡単なシュートチャンスでシュートを外すことも多く、期待に応えることはできていなかった。

 トーマス・トゥヘル監督の元ではレギュラーに定着できずに、今夏の移籍市場でマンチェスター・シティからイングランド代表FWラヒーム・スターリングが加入したこともあり、カタール・ワールドカップ(W杯)を控える新シーズンもポジションが得られるかは不透明だ。

 ヴェルナーはアメリカでのプレシーズンツアー中に、「僕がもっとプレーしたいのは明確で、いい状態でW杯を迎えて、メンバーに選ばれるためにも、プレーしなければいけない」と語り、出場機会を求めてチェルシーを離れる可能性を示唆した。

 トゥヘル監督はヴェルナーを戦力として計算していると話していたが、その後もレンタル移籍の可能性が報じられてきた。記事によると、最終的には「レンタル移籍ではなく、完全移籍で」かつて所属していたライプツィヒに戻ることになるようだ。

 負傷中のヴェルナーは、プレミアリーグ開幕戦のエバートン戦(1-0)ではメンバー外となっていたが、英衛星放送「スカイ・スポーツ」は、移籍金が3000万〜3500万ユーロ(約41億円〜48億円)になると報道。チェルシーは獲得した当時よりも約30億円少ない金額で、ヴェルナーをライプツィヒに戻すことになるようだ。

 ドイツ代表はW杯で日本代表とも対戦するが、古巣に戻ることになったヴェルナーは、よりいい状態で本大会に出場することができるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)