「ユナイテッドではサッパリでも、退団後に輝いた」10名
今季も開幕戦で難しい状況になってしまったマンチェスター・ユナイテッド。三笘薫が所属しているブライトンを相手に苦戦し、結局敗れてしまった。
それに合わせたわけではないが、今回は『Planet Football』から「マンチェスター・ユナイテッドでは成功しなかったものの、退団後に輝いた10名」をご紹介する。
アレクシス・サンチェス
ブレイクしたクラブ:インテル
輝いたというと語弊があるかもしれないが、アレクシス・サンチェスがマンチェスター・ユナイテッドで全く何もしていなかったことは事実であり、それは彼の母親でも認めるだろう。
アーセナル時代の輝きを再発見することは決してないだろうが、彼はインテルで間違いなく役に立つ選手の一人となった。そして2020-21シーズンにはスクデットを獲得している。
メンフィス・デパイ
ブレイクしたクラブ:リヨン
オールド・トラッフォードではわずかな輝きを見せたのみで、尻すぼみに終わってしまったデパイ。ピッチ外での話題ばかりが先行し、サッカー選手としては難しい状況だった。
2017年1月にリヨンへと移籍した彼は、ウイングではなくストライカーとして再ブレイク。フランスリーグで76ゴール55アシストを記録し、ロナルト・クーマン監督の誘いでバルセロナへと引き抜かれていった。
ラダメル・ファルカオ
ブレイクしたクラブ:モナコ
彼の場合はマンチェスター・ユナイテッドを離れてからすぐ復活したというわけではない。モナコで大怪我をしてからなかなかパフォーマンスが戻らないなか、イングランドへとローン移籍でやってきた。
ユナイテッドでは26試合で4ゴール。次年度はチェルシーでさらに苦戦したが、その後モナコに戻って大復活。あのPSGを破ってリーグアン優勝を果たし、チャンピオンズリーグでも準決勝に進出しした。
アンヘル・ディ・マリア
ブレイクしたクラブ:PSG
マンチェスター・ユナイテッドでのキャリアのスタートは素晴らしいものだった。レアル・マドリーではチャンピオンズリーグ決勝でMVPを獲得していたこともあり、その期待に応えられるように見えた。ただその輝きは一瞬で、徐々に尻すぼみに…。
1シーズンでプレミアを離れた彼はパリ・サンジェルマンへと加入し、それから7シーズンにわたって重要な貢献をした。特に守備と攻撃を繋げられる貴重な選手として活躍し、100以上のアシストを記録している。
ウィルフリード・ザハ
ブレイクしたクラブ:クリスタル・パレス
クリスタル・パレスのアカデミーで育てられたザハ。若くしてプレミアリーグでインパクトを残し、その切れ味鋭いドリブルで数多くのディフェンダーを翻弄した。そしてアレックス・ファーガソン監督の誘いでユナイテッドへ。
しかしながらユナイテッドの監督がデイヴィッド・モイーズに変わったこともあり、彼はわずか4試合にしか起用されず。2年後にはクリスタル・パレスに復帰することになり、慣れ親しんだ街で大復活を遂げている。
ジェラール・ピケ
ブレイクしたクラブ:バルセロナ
2007-08シーズンにプレミアリーグとチャンピオンズリーグを制覇したチームの中、10代の若手であったジェラール・ピケはリオ・ファーディナンドとネマニャ・ヴィディッチのバックアップとしてプレーしていた。
評価は高かったもののライバルがあまりにも強大であったため、彼は2008年夏にジョゼップ・グアルディオラの誘いでバルセロナに復帰。その後のブレイクについては誰にも説明する必要がないだろう。
ディエゴ・フォルラン
ブレイクしたクラブ:ビジャレアル
オールド・トラッフォードにいるときはプレミアリーグで63試合に出場し、10ゴールのみしか決めていなかったフォルラン。スタメンの機会もわずかだった。
しかしその後ビジャレアルに移籍するとリーガで大ブレイク、さらにアトレティコ・マドリーでもエースとして活躍。スペインでの7シーズンで128ゴールを決め、欧州ゴールデンシューを2回獲得した。
トム・ヒートン
ブレイクしたクラブ:バーンリー
マンチェスター・ユナイテッドの下部組織で育ったゴールキーパーであるが、2002年から2010年までトップチームでは一切出場機会がなく、多くのクラブにローン移籍する立場だった。
その後カーディフ、ブリストル・シティを経て加入したバーンリーで大ブレイクし、プレミアリーグ昇格、イングランド代表招集など20代後半から30代にかけて一気に評価を高めていった。昨年にはマンチェスター・ユナイテッドに復帰し、第3キーパーとしてチームを支えている。
ダニー・ドリンクウォーター
ブレイクしたクラブ:レスター・シティ
マンチェスター・ユナイテッドの下部組織では確かな実績を残したドリンクウォーターであるが、トップチームに引き上げられてからは多くのクラブにローン移籍を繰り返す立場となり、2012年にレスター・シティへと買い取られていった。
その後はもちろん岡崎慎司やジェイミー・ヴァーディとともに驚きのプレミアリーグ優勝を果たし、チェルシーに引き抜かれることに。現在の状況を見ると、その移籍はキャリアを狂わせてしまったようにも見えるが…。
マイケル・キーン
ブレイクしたクラブ:バーンリー
マンチェスター・ユナイテッドではカップ戦も含めて5試合しかプレーしていないマイケル・キーン。下部組織では屈指の実績を残したものの、トップチームでは役割を与えられず、レスター・シティ、ダービー・カウンティ、ブラックバーンへのローン移籍を経験した。
そして2014年に貸し出されたバーンリーへと完全移籍し、2部に降格した後にレギュラーを奪取。そこでの活躍からエヴァートンへと引き抜かれ、イングランド代表にも上り詰めた。