Googleが買収したフィットネストラッカーメーカー・Fitbitの、Versa、Versa 2、Ionicといったスマートウォッチで、間もなくPCからの音楽ファイル転送が不可能になることが明らかになりました。

How do I listen to music and podcasts on my Fitbit watch?

https://help.fitbit.com/articles/en_US/Help_article/2251.htm

Fitbit’s ending support for PC music file transfers - The Verge

https://www.theverge.com/2022/8/6/23294990/fitbit-ending-support-music-transfers-pcs-and-macs-connect-versa-ionic

Fitbitは公式のサポートページを更新し、「2022年10月13日にコンピューターを介してプレイリストをFitbitのスマートウォッチに転送するオプションを削除します。DeezerアプリとPandoraアプリを使用して、スマートウォッチに保存されている個人の音楽ファイルを引き続き再生したり、音楽をスマートウォッチに転送したりすることができます」と発表。これに伴い、Fitbit公式が提供してきた音楽ファイルをスマートウォッチに転送できるアプリ「Fitbit Connect」を廃止する予定であることを発表しました。

Fitbitはスマートウォッチに音楽ファイルを転送するために、DeezerアプリとPandoraアプリの利用を推奨していますが、これらはいずれも有料サブスクリプション型のアプリであるため、無料でスマートウォッチへの音楽ファイル転送が行えなくなります。なお、DeezerアプリとPandoraアプリはどちらも90日間の無料試用期間が用意されていますが、これが終了すると、Deezerアプリは月額9.99ドル(約1350円)、Pandoraアプリは月額4.99ドル(約670円)を支払う必要があります。

Fitbit Connectはデバイス間でフィットネスデータを同期し、従来のFitbitデバイスに音楽ファイルを転送することができるという、Windows・Mac向けのアプリ。しかし、FitbitはこのFitbit Connectのダウンロードをユーザーに推奨しなくなっており、PCで使用するFitbit Connectを段階的に廃止してきました。

なお、今回の変更は2017年に発売されたIonic、2018年に発売されたVersa、2019年に発売されたVersa 2という比較的古いモデルにのみ適応されるもので、その他の最新モデルには影響しません。これは、Versa 3やSenseといった最新のFitbitスマートウォッチには、PCから音楽ファイルを転送するオプションが存在しないためです。

海外メディアのThe Vergeは「多くのユーザーはFitbitのスマートウォッチで、スマートフォンで再生している音楽を制御しています。Spotifyで音楽をストリーミング再生している場合でも、スマートフォンにダウンロードした音楽を再生している場合でも同様です。それでもオフラインで音楽を聴いている場合や、スマートフォンなしでFitbitを使用したい場合は、ローカルに音楽ファイルを保存しておくと便利です」と言及しています。

FitbitがFitbit Connectを廃止する理由は不明ですが、The Vergeは「サービスを稼働し続けるほど十分な需要がない可能性がある」と指摘しています。