幕張スシの大将としても活躍を見せるロッテのレアード(C) Kyodo News

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● 西武 1 − 2 ロッテ ○

<18回戦・ベルーナドーム>

 ロッテが首位・西武に2−1で勝利し、連敗を3で止めた。

 先発・小島和哉が2回に西武の4番・山川穂高に先制のソロを浴び、打線も西武先発・與座海人の前に7回までわずか2安打に抑え込まれる。3連敗中のチーム状況を考えると、好投を続ける小島を打線が援護できず、完封負けという雰囲気もあった。

 8回に流れが変わる。この回からマウンドに上がった水上由伸に対し、先頭の福田秀平が四球を選ぶと、菅野剛士の投手ゴロで一塁走者の福田は二塁へ進む。エチェバリアの打順のところで、ロッテベンチは代打にレアードを送る。そのレアードは3ボールからの4球目、真ん中高めのスライダーを振り抜き、打球はレフトスタンドに吸い込まれる値千金の第15号逆転2ランとなった。

 1点リードとなった8回も小島はマウンドで腕を振り続け、8回・100球、6被安打、7奪三振、1失点と先発の役目を果たす。2−1の9回は守護神・益田直也が登板し、先頭の山川穂高に二塁打を許したものの、後続を打ち取り試合を締めた。

 打線は7回まで先発・與座に2安打に抑え込まれ、逆転した8回もレアードの本塁打の後、2つの四球で二死一、二塁としたが追加点を奪うことができなかったという課題は残ったが、まずは何よりも勝利したこと、ロッテが勝利を積み重ねていく上で重要になってくる接戦をモノにしたことに意味がある。

 また、セットアッパーの東條大樹、ロベルト・オスナ、勝ち試合でも登板することの多い小野郁が新型コロナウイルス陽性判定を受け一軍不在とするなかで、先発の小島が8回まで投げたことも大きい。6日に投げたリリーフは益田だけなので、仮に7日にプロ初先発する森遼大朗が早いイニングで降板になったとしても、どんどん継ぎ込むことができる。

 リリーフ陣が新型コロナで大量離脱しやや手薄になっているとはいえ、代替昇格してきた唐川侑己、国吉佑樹、田中靖洋は昨季、マリーンズのブルペンを支えてきた存在。登板する機会があれば、なんとかゼロに抑えてくれるだろう。

 連敗を止めたが、再び勢いをつけるためにも7日の試合は大事。後半戦に入ってから先制した試合は逃げ切ることがあまりできていないが、早い回から森を援護し、そのリードを投手陣が守りきるという展開に持ち込みたい。この3連戦を2勝1敗で勝ち越すことができれば、チームの流れが良くなるはず。選手たちにはプレッシャーになるかもしれないが、今後を占う意味でも7日の試合はなんとしても勝利したい。

文=岩下雄太