『さかなのこ』より磯村勇斗演じる“総長”
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 さかなクンの半生をのん主演で映画化する『さかなのこ』(9月1日公開)から、磯村勇斗演じる不良高校生のビジュアル4種が公開された。

 本作は、さかなクン初の自叙伝「さかなクンの一魚一会 〜まいにち夢中な人生!〜」を、『横道世之介』以来のタッグとなる劇作家、映画監督の前田司郎と沖田修一監督が共同脚本を務め、フィクションも織り交ぜながら大胆にアレンジ。子供の頃からお魚が大好きだったミー坊(さかなクンの当時の愛称)が、たくさんの出会いを経て歩むべき道を模索していくさまを追う。共演に、柳楽優弥、夏帆、磯村勇斗、岡山天音、三宅弘城、井川遥が名を連ね、原作者のさかなクンもミー坊に大きな影響をもたらす謎の人物“ギョギョおじさん”役で映画初出演を果たす。

 磯村が演じるのは、ミー坊(のん)の通う高校で不良たちを束ねる“総長”。映画&ドラマ「今日から俺は!!」シリーズや映画『東京リベンジャーズ』など多くの作品で不良を演じてきた磯村が、昭和感あふれる学ラン×ヤンキールックを披露する。

 ミー坊と総長は、本来交わることのないタイプながら、「お魚好き」という意外な共通点でつながりで絆を育んでいく。普段はイキがっているが、ミー坊に対してはあまりの純粋さゆえにカッコつけられずペースを乱してしまう、愛すべきキャラクターだ。

 演じる磯村は、「最初に台本を読んだ時、しばらく心がホワホワと優しい気持ちになりました。さかなクンの自伝が原作のこの物語は、何かを猛烈に好きになり夢中で追いかけたくなったら、例えまわりと違っても突き進んでいい、それが個性なんだ、と教えてくれている気がしました。また沖田監督が描く登場人物たちは、ミー坊をはじめみんな微笑ましく、沢山愛情を感じる作品になっていると思います。本作に総長という役で参加させて頂き、とても楽しい時間を過ごしました」と撮影を振り返っている。

 磯村にとって本作は、2022年公開の映画で公開中の主演作『ビリーバーズ』を含め、『前科者』『ホリック xxxHOLiC』『MIRRORLIAR FILMS Season3』『PLAN 75』『異動辞令は音楽隊!』に続く7本目となる。(編集部・石井百合子)