広島戦に先発登板した阪神・藤浪晋太郎 (C)Kyodo News

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○ 広島 6x − 5 阪神 ●

<17回戦・マツダスタジアム>

 阪神の藤浪晋太郎投手(28)が6日、敵地・マツダスタジアムでの広島戦に先発登板。7回途中5安打2失点と好投したが、チームは逆転サヨナラ負けを喫し今季初勝利はお預けとなった。

 一軍登板はリリーフで1回無失点だった6月10日のオリックス戦(京セラD大阪)以来。先発は4回3失点だった4月8日の広島戦(甲子園)以来、今季4度目となった。

 初回から走者は背負ったものの要所を締め3回まで無失点。5点リードの4回は死球と安打で無死一、三塁のピンチを招いたが、併殺間の1失点にとどめた。5回は3者凡退で終え勝利投手の権利をゲット。7回に一死一、二塁のピンチを招き降板し、リリーフした岩貞が適時内野安打を許したが、7回途中5安打2失点と試合を作った。

 打線は2回、8番・梅野の中前適時打で先制。3回は2番・島田、3番・近本の連打などで無死満塁とし、6番・ロドリゲスの中犠飛などで2点を加えた。4回も島田の右翼線三塁打を口火に二死二、三塁とし、4番・佐藤輝が2点適時二塁打を右翼線へ運び5−0。今季初勝利を目指す藤浪をしっかりと援護した。

 しかし3点リードの9回裏、抑えの岩崎が先頭から3連打を浴び2点差に迫られると、なおも一死二、三塁で2番・菊池涼の遊ゴロを遊撃・中野がファンブル。これが中前へ抜ける間に同点となる2者の生還を許した。さらに一死二塁とピンチは続き、続く秋山には右前打を許し二走・菊池涼がサヨナラの生還。岩崎は守備のミスも重なり一気に4点を失い今季4敗目(1勝25セーブ)を喫した。