首位浮上なるか(撮影:福田文平)

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<AIG女子オープン 3日目◇6日◇ミュアフィールド(スコットランド)◇6680ヤード・パー71>
今季最後の海外メジャー「AIG女子オープン」(全英)は予選ラウンドが終了。山下美夢有がトータル5アンダーの5位タイ、渋野日向子がトータル4アンダーの7位タイと日本勢2人がトップ10圏内でムービングデーを迎える。
その山下は一時は首位に立つときもあったが「ぼんやりしていて気づいてなかった」と笑う。「まさかこんな上位で戦えると思ってなかった。うれしいですね。リンクスなので攻め方が違って楽しい。自分で考えてイメージして打って、毎ホール楽しい感じで回れている」と楽しみながら上位に進出した。
好位置で迎える3日目にも「変わらず、風次第、しっかり風と戦って上位で戦いたい」と今季日本のメジャーを制した21歳はいつも通りを貫く。
一方初日に単独首位に立った歴代覇者の渋野は、1バーディ・3ボギーの「73」とスコアを2つ落としたが「本当に今日はキレずに耐えたなと思うし、少しは変われたからこそ、この位置にいられるのかな」と納得した表情を見せる。そして「うれし〜、ですね(笑)」と久々の上位での決勝進出に喜んだ。
「あしたからも楽しんで、いい位置で終われるよう2日間頑張りたい」。2019年に人生を変えた大会で、2つ目のビッグタイトルを狙う。
また、トータル2アンダー・17位タイとトップ10をうかがう位置には堀琴音、畑岡奈紗がつけている。
堀は初の海外メジャーでの予選通過に「それが一番うれしい」と安ど。「決勝はどんな風が吹くか、雨が降るかも分からない。まったく天候が分からない。ここは天候次第。それに合わせた感じで回れたら」と臨機応変に対応していく構え。
そして悲願のメジャータイトル奪取に燃える畑岡は「1日1アンダーでもいい位置にいけるかなと思ってたら、上がいいスコアできたので伸ばさないとと思った」と想定とは違う状況となっているがまずまずの位置と言っていいだろう。「パッティングを修正しないといけないところがある。風が強いのでボヤっとせず、しっかりとターゲットを絞っていきたい」と決勝へのポイントを挙げた。
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