バルサ移籍決定はまもなくか photo/Getty Images

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ブライトンからDFマルク・ククレジャを獲得したチェルシー。左サイドの人材が豊富となったこともあり、DFマルコス・アロンソのバルセロナ移籍がいよいよ間近に迫っているようだ。

今回チェルシーが獲得したククレジャは、左ウイングバック、左サイドバック、3バック時の左センターバックで起用可能な選手。昨季終盤に長期離脱から復帰を果たしたDFベン・チルウェルと左WBのポジションを争いながら、DFアントニオ・リュディガーやDFアンドレアス・クリステンセンの退団によって手薄になったCBで出場し、チルウェルと共存することもできるだろう。

去就が不透明ではあるが、DFエメルソン・パルミエリやMFケネディといった選手も左サイドで計算可能であり、いざとなれば、先日契約延長が発表されたDFセサル・アスピリクエタを左WBで起用することもできる。昨季はチルウェルの離脱によって貴重な存在となったアロンソだが、今季は出場機会が減少すると予想され、彼が退団しても左サイドは十分やりくりすることができるだろう。

英『Daily Mail』によれば、できるだけ早くバルサへの移籍を完了させたいと考えているようで、すでにスタッフたちには練習場で別れを告げたという。アロンソは数ヶ月前にバルサと条件面で同意しており、2年契約となっているようだ。

バルサの左SBにはDFジョルディ・アルバという絶対的な存在がいるため、基本的には18歳のDFアレハンドロ・バルデと共に、彼のバックアッパーを務めることになるだろう。しかし、今年はW杯イヤーということもあり、すでに33歳となったアルバの負担を少しでも軽減するため、アロンソにもそれなりに出番が訪れるはず。

さらに、シャビ・エルナンデス監督は3バックの本格導入を示唆しており、WBとしての経験はアルバよりアロンソに一日の長がある。バルサに移籍しても重宝される可能性は十分にあるだろう。