ハーランド加入=得点力アップの単純図式とはならない マンCは今季も優勝候補筆頭なのか
コミュニティ・シールドの1試合だけで判断されるのは厳しすぎるが、マンチェスター・シティでは新戦力FWアーリング・ハーランドに早くも疑問の視線が向けられている。
マンCは先日行われたリヴァプールとのコミュニティ・シールドを1-3で落としてしまい、リヴァプールの方では新FWダルウィン・ヌニェスが得点を記録。一方のハーランドが決定機を外してしまったこともあり、注目の新戦力FW第一ラウンドはヌニェスに軍配が上がることになった。この結果から、ややハーランドには厳しい意見が出ているのだ。
というのも、最近のプレミアリーグは過去のシーズンとは比較できない。ライバルのリヴァプールもなかなか勝ち点を落とさないため、僅かな取りこぼしも許されない状況にあるのだ。序盤戦で勝ち点を取りこぼせば、その時点でゲームオーバーの可能性も十分に考えられる。
マンCはハーランドとフリアン・アルバレスの獲得だけでなく、ガブリエウ・ジェズスをアーセナルへ、ラヒーム・スターリングをチェルシーへと売却するなど、攻撃陣の顔ぶれが大きく変わっている。この変化が早期からフィットするとは限らず、序盤で勝ち点を取りこぼす可能性もゼロではない。
リヴァプールもサディオ・マネの退団、ヌニェスの加入と変化はあったが、やはり変化が大きいのはマンCの方だろう。このあたりが序盤戦にどう影響してくるのかは最初の注目ポイントとなりそうだ。
ハーランド加入で得点力倍増と単純な図式にならないところがフットボールの面白さでもあるが、マンCは開幕から走り出せるか。今のプレミアでスロースタートは許されない。