米国のAmazonが、ロボット掃除機「ルンバ」で知られるiRobotを買収すると発表しました。買収金額は約17億ドル(約2,289億円)。詳細は明らかにされていませんが、iRobotがルンバの開発で培ったロボット技術をほかのAmazon製品に応用するなどの展開が考えられます。

iRobotの創設者でありCEOのコリン・アングル氏(写真:倉本春)

iRobotは、2002年に初代「ルンバ」を投入して以来、性能の高さから国内でもロボット掃除機の代名詞として人気を集めてきました。しかし、昨今は競合となる高性能ロボット掃除機が各社から続々と登場し、包囲網が広がりつつありました。今回の買収で得られた豊富な資金を生かし、iRobotはさらに先進的な製品の開発に乗り出すほか、iRobotの持つロボット技術をAmazonの製品開発や物流倉庫の効率化などに生かす可能性が考えられます。

7月上旬には、ルンバの新製品「ルンバ i2」を発表したばかり