今夏バイエルンに加わったデ・リフト photo/Getty Images

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現代サッカーではセットプレイの重要性が増しているが、その中で気になるのはドイツ王者バイエルンだ。

バイエルンは今夏にFWロベルト・レヴァンドフスキを手放しており、その穴を埋めていかなければならない。昨季リーグ戦で35ゴールを決めていたレヴァンドフスキの穴を1人の選手で埋めるのは難しく、チーム全員で埋めていく必要がある。

貴重なゴールゲッターに名乗りを上げるのは、今夏に加わったDFマタイス・デ・リフトだ。プレシーズンマッチのDCユナイテッド戦ではさっそくセットプレイからゴールも決めており、さらにネットを揺らしていきたいと意気込む。

「自分の空中戦の能力を考えれば、もっとゴールを決めるべきだと思う。DCユナイテッド戦でのゴールのように、僕はボックス内でアクティブだからね」(米『ESPN』より)。

昨季バイエルンのDF陣ではダヨ・ウパメカノ、ニクラス・ズーレ、タンギー・クアッシ、ヨシプ・スタニシッチの4人がゴールを決めているが、このうちズーレは今夏にバイエルンを退団してドルトムントへ移籍している。ズーレは195cmと高さもある選手だっただけに、セットプレイの面でも失ったのは痛い。デ・リフトがその穴を埋められれば理想的だ。

クアッシ、スタニシッチの2人は主力になりきれていないだけに、バイエルン守備陣の得点力はやや物足りない。デ・リフトが今季攻撃面でもどこまで結果を残せるのか注目だ。