巨人・岡本和真(C) Kyodo News

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○ 巨人 7 − 0 阪神 ●

<18回戦・東京ドーム>

 4日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−阪神戦』で解説を務めた谷繁元信氏が、巨人・岡本和真の打撃について語った。

 2年連続で打点・本塁打王のタイトルを獲得した岡本だが、今季は好不調の波が大きく4日の阪神戦の試合前まで21本塁打、62打点はリーグ3位だが、打率は.244だった。

 岡本は4日の阪神戦の第1打席、ウィルカーソンが1ボール1ストライクから投じた3球目のストレートをレフト前に放つ。しかし、谷繁氏は「ストレートにあわせて打ちにいくんですけど、ちょっとだけ左肩の開きが早い分バットの先にあたったという感じに見られた。そこだと思うんですよね」と指摘。

 岡本は5回の第3打席、ケラーのストレートを打つも遊ゴロに打ち取られた。この打席後、谷繁氏は「今のは本当にホームランボールですね。上げにいったんですけど、上にあがらなかった。1打席目にヒットを打ったときにもいいましたが、開きが早いんですよね。そのぶんバットが自分の思ったところに、スムーズに出てこない」と本来の打撃ではないと見ているようだった。

 それでも、第4打席の中飛の打撃内容に「今の凡打は良い内容だったと思いますね。投げられたコースが良すぎたので、バットの先にあたりましたけど、前の2、3打席よりはちょっと我慢しながら打っていた。今の打ち方ができ始めると、(状態が)上がっていく可能性があります」と評価した。

 巨人が浮上するために岡本の復調は必要不可欠。第4打席をきっかけに、状態を上げて欲しいところだ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)