7回の第4打席に24号ソロを放つエンゼルスの大谷翔平

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● エンゼルス 7 − 8 アスレチックス ○

<現地時間8月4日 エンゼル・スタジアム>

 エンゼルスの大谷翔平選手(28)が4日(日本時間5日)、本拠地でのアスレチックス戦に「2番・指名打者」で先発出場。初回に左中間席へ飛び込む23号ソロ、7回は24号ソロを右翼席へ運び、今季5度目の1試合2本塁打を記録した。エンゼルスはメジャータイ記録の1試合7本のソロ本塁打を放つも1点差負け。借金は今季ワーストを更新する「17」となった。

 大谷は初回、一死無走者の場面でアスレチックスの先発右腕・ブラックバーンの94.1マイル(約151キロ)の外寄りの直球を強振。逆方向へ高々と舞い上がった打球は、左中間フェンスを越える打球速度105.7マイル(約170キロ)、飛距離403マイル(約123メートル)の先制23号ソロとなった。

 5回はブラックバーンから中前打を放ち3試合ぶりのマルチ安打をマーク。3点を追う7回の第4打席は二死無走者の場面で3番手左腕・スニード対戦。2球目の肩口から入ってきたスライダーを捉えた打球は、右翼席に飛び込む24号ソロとなった。打球速度107.1マイル(約172キロ)、飛距離399フィート(約122メートル)の豪快な一撃。これでイチローと並ぶ日本選手2位のMLB通算117本塁打とした。

 1点を追う9回は二死一塁の場面で5番手左腕のパック対戦。サヨナラ2ランが期待されたが遊飛に倒れ最後の打者となった。それでも2本塁打含む5打数3安打2打点と大活躍。打率は.258、OPSは.860にアップした。

 エンゼルスは大谷の2発を筆頭に、スズキ、ウォード、アデル、ウォルシュ、そして新加入のモニアクも一発を放ったが、すべてソロ本塁打。投手陣は4回までに8点を失い、メジャータイ記録の1試合ソロ本塁打7発も勝利にはつながらなかった。