CGも特撮もないからこの映画が好きだと語るシルヴェスター・スタローン。
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 シルヴェスター・スタローンが映画『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』(8月19日公開)の観客へ向けて、見どころや感じてほしいことを語る動画が公開された。

 本作は、王者アポロ・クリードとの戦いを経て、チャンピオンとなったロッキー・バルボアが、ソ連の“殺人マシーン”イワン・ドラゴとの戦いに挑む物語。スタローンが監督・脚本・主演を務めた映画『ロッキー4/炎の友情』を、スタローン自らが未公開シーンや音声トラックなどを納得いくまで見直し、ドラマに比重をおいて再構築した。94分間の作品の中で、42分が未公開シーンとなる。

 公開されたメッセージ動画で、スタローンは「(映画を観た)帰り道では『アイ・オブ・ザ・タイガー』を歌ってほしいよ(笑)。それだけでいい。人生の教訓を持ち帰ってほしいなんて思わない。もし映画から何かを感じて、言葉や行動など、良いと思うものが何かあれば。メッセージは二の次さ。純粋に現実逃避してくれればいい」と明かした。そして、新生『ロッキー4』の進化した点について「オリジナルは1.85:1(アメリカンビスタ)だったけど今回はワイドスクリーンだ。音楽も新たな手法で編集された。4チャンネルが100チャンネルになったよ。信じられないくらい大きいんだ。例えば自分の車を修理して色を塗り直した感じ。ずっと大切だった車が今時の車になったみたいさ」とわかりやすい例えを交えてアピールした。(今井優)