日本ハム・清宮幸太郎 (C)Kyodo News

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◆「あの辺は清宮がツボを持っている」

 日本ハムの清宮幸太郎選手が3日、本拠地でのソフトバンク戦に「1番・一塁」で先発出場。2本塁打4打点をマークし、カード勝ち越しに貢献した。

 清宮は3回二死二塁の場面で、カウント1−1から相手右腕・東浜巨が投じた内角低めのカットボールを右中間席へ放り込み12号先制2ランとすると、8回二死一塁で迎えた第4打席には、右サイドスローの秋吉亮が投じたカウント3−2からのスライダーを一閃。右翼ポール際へダメ押しの13号2ランを放った。

 3日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の池田親興さんは「2本とも似たようなインコースの半速球。あの辺は清宮がツボを持っている」と、得意のコース・球種であることを指摘し、「今度同じコースで真っ直ぐに反応し始めたら清宮は“ホンモノ”ですよね」と今後のさらなる成長に期待を寄せた。

 また、同じく番組に出演した笘篠賢治さんは「グリップがトップで止まるようになった」と打撃フォームが改善されていると指摘。期待値の高さからか、BIGBOSSこと新庄剛志監督からは時折厳しい指摘も受けているが、「1年を通して結果を残したときに初めて認めてもらえるんじゃないかと思います」と続けた。

 清宮は2017年のドラフト1位で日本ハムに入団し、昨季はプロ入り後はじめて一軍出場なくシーズンを終えていたが、5年目の今季は20年の自己最多(96試合)を上回る勢いで一軍戦に出場。

 ここまで87試合に出場し打率.229(262−60)とアベレージこそ物足りないものの、13本塁打、OPS.787はいずれもキャリアハイをマークしており、数字で進化を証明している。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』