ロッテ・佐々木朗希 (C) Kyodo News

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◆ 今季2敗目も悲観は不要?

 ロッテは敵地で楽天に競り負け、このカードは1勝1敗の五分に。

 3日の試合は佐々木朗希が後半戦最初のマウンドに臨んだが、5回1/3を8安打、5奪三振の5失点で今季2敗目を喫した。

 27日のオールスター戦で登板があるものの、公式戦の登板は7月1日の楽天戦以来となった令和の怪物。初回に1点こそ失ったものの、2回以降は立ち直ってゼロを並べていく。

 ところが、強い雨の影響で16分間の中断もあった中、難しいコンディションで奮闘してきた右腕に楽天打線が襲い掛かる。

 6回先頭の茂木栄五郎が安打で出ると、犠打で一死二塁となって西川遥輝が適時打。3−2と1点差に迫られると、さらに小深田大翔と浅村栄斗の連打で満塁とされ、島内宏明の2点適時打で3−4。ひっくり返されたところで降板となった。

 後を受けた廣畑敦也も1点を失い、これで佐々木は自己ワーストタイとなる5失点。6月3日・巨人戦以来となる今季2敗目を喫した。

 3日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した池田親興氏は、この日の投球について「雨のマウンドや、中断などいろいろありましたのでね。これも経験」と難しいコンディションだったことを強調。

 そのうえで、「こうした悪条件でも、やはり“佐々木朗希”となるとみなさんの求めるものも高くなる。その中で相手チームも研究をして、マークは厳しくなるわけですが、毎回それを上回って行かなければならない」と語り、「環境だったり、自身の調子もありますが、こういったところでもうひとつ粘れるようにならないといけない」と、より高いステージに登るためのアドバイスを送った。

 同じく番組に出演した笘篠賢治氏も「すべてが経験。こうしたことが自分を高め、今後につながって行く」と語り、自己ワーストの5失点も前向きにとらえる。

 「この経験を次に活かしていってもらいたい」というのが解説陣の総意。後半戦でよりひと回り大きくなった姿を見せてもらいたい。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』

【動画】令和の怪物が7月1日以来の公式戦登板 8月3日:楽天−ロッテのハイライト