“チアゴ・マルチンスロス”は今も継続中? 首位走るF・マリノスで気になる数少ない不安要素
JリーグYBCルヴァンカップ、プライムステージ準々決勝第1戦が3日に行われた。
Jリーグで首位を走る横浜F・マリノスはアウェイでサンフレッチェ広島と対戦。今季はすでに2度対戦しており、初戦は0-2で敗れ、2戦目は3-0と快勝を収めている。
そんな今季3度目の対戦はここまでの2戦同様に苦戦を強いられてしまった。広島の武器であるハイプレスが非常に強力でボールが前に進まない。中盤でボールロストし、ショートカウンターを受ける場面も散見されている。前線にボールが届いたとしても思うように攻撃は組み立てられておらず、大幅なターンオーバーの難しさを痛感するゲームとなった。最終的には1-3で敗れており、10日の2戦目で逆転を目指したい。
今季のオフシーズンでチームを去ったチアゴ・マルチンスの穴はここまで埋められていない。サガン鳥栖からエドゥアルドを獲得したが、加入当初は適応に苦しんだ。現状ではそつなくこなしている印象だが、絶対的な1番手ではない。實藤友紀は控えとしては優秀だが、彼もスタメンで地位を確立できる人物ではない。
Jリーグでは2位鹿島アントラーズに8ポイント差をつけ首位を独走するF・マリノスだが、CBは他のポジションに比べ選手層は厚くない。絶対的だったチアゴ・マルチンスも抜けており、既存戦力の飛躍が2022年シーズンのリーグ優勝を絶対的なものにするだろう。