セビージャへローン移籍となるのか photo/Getty Images

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今夏にDFタイレル・マラシアやDFリサンドロ・マルティネスを獲得したマンチェスター・ユナイテッド。左SBを担当できる選手が多くなったこともあり、DFアレックス・テレスのセビージャ行きの可能性が高まっているようだ。

2020年10月に1540 万ポンド(25億円)でポルトからやってきたこの29 歳は、怪我で離脱しがちなDFルーク・ショーのバックアッパーとして奮闘。昨季はリーグ戦21試合に出場した。

しかし、今夏からマンU指揮官に就任したエリック・テン・ハーグ監督は、フェイエノールトからマラシアを迎え入れ、プレシーズンマッチでも、ショーやマラシアを優先的に左SBとして起用。テレスは本職ではないCBやボランチとして起用された試合もあった。

さらに、アヤックスから加わったマルティネスは、CBを本職とする選手であるものの、左SBとしてもプレイ可能。テレスがこのままマンUに残留した場合、出場機会はかなり減少すると予想される。

英『Daily Mail』によれば、テレスはセビージャにローンで加入する準備ができているようで、今週中にメディカルチェックを受けるという。マンUの同僚DFエリック・バイリーにもセビージャ移籍の可能性が報じられており、このまま話が進めばこの2人は来季もチームメイトになりそうだ。

クラブの規模こそマンUの方が上かもしれないが、今季チャンピオンズリーグにも出場できるセビージャへの移籍は、見方次第でステップアップと呼ぶこともできる。ポジションを争うライバルには、アルゼンチン代表DFマルコス・アクーニャなどが予想され、決してハードルは低くない。テレスはセビージャで定位置を奪うことができるのか。