オープンワークは7月28日、「上場企業の時給ランキング2022」を発表した。同ランキングは、上場企業の有価証券報告書と就職・転職のためのジョブマーケット・プラットフォーム「OpenWork」に投稿された残業時間データから、企業による公開情報だけでは知ることが難しい、残業時間も含めた労働時間による「時給」を算出したもの。

同ランキングの「時給」は、有価証券報告書による平均年収を、各社の標準労働時間及びOpenWorkに投稿されている平均残業時間(月間)から算出した年間勤務時間で割った金額。

第1位になったのは、中堅・中小企業を対象にM&A仲介事業を行う

M&Aキャピタルパートナーズ。同社は所定労働時間が長めの8時間であることに加え、平均残業時間が94.3時間とトップ30の中で最も多いにもかかわらず、2000万円超えの高い平均年収によって時給でも第1位となったという。社員のクチコミによると、給与は成約率に準じており、売り上げによってかなりの差があることが明らかになった。

第2位以降は、ヒューリック、三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、キーエンス、住友商事と続いている。トップ10に総合商社が4社ランクイン(三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、住友商事)しているほか、トップ30のうち、20社以上が時給5,000円超えとなっている。

上場企業の時給ランキング2022 引用:オープンワーク