すっかり大人に!- 『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』でのイザベラ・サーモン
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 映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)のメイジー・ロックウッド役で俳優デビューを果たしたイザベラ・サーモン(16)がリモートインタビューに応じ、デビュー後の反響や、最新作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(公開中)の撮影について語った。

 イザベラふんするメイジーは、「ジュラシック・パーク」の創設者ジョン・ハモンドの親友ベンジャミン・ロックウッドが所有する邸宅で暮らしていた少女。『炎の王国』では、彼女がロックウッドの孫ではなく、事故で亡くなった娘の遺伝子クローンであることが判明した。主人公オーウェン(クリス・プラット)とクレア(ブライス・ダラス・ハワード)は、彼女を外敵から守るため、最新作では人里離れた場所で一緒に暮らしている。

 初出演作でいきなり人気シリーズの仲間入りを果たしたイザベラ。「右も左もわからない私を支えてくれた家族や友達、私のメンターには感謝しています」と語ると、「生活はそこまで大きく変わっていませんが、仲の良い友達から恐竜のジョークを言われるようになりました(笑)」と周囲からの反響を明かす。

 『炎の王国』で初めて演技を披露したイザベラは、撮影を続けるうちに演じることの楽しさを実感していった。「カメラの前で演技することが、将来やりたいことだと心から思えた。自分でそれを発見できたことがとても嬉しかったです」

 最新作『新たなる支配者』では、大人っぽく成長した姿で登場するメイジー。イザベラは「続編のメイジーは、私と似ているところがたくさんあります」と語る。「彼女は成長して、どこに居場所があるのか、ある程度の自由と独立を求めているんです。一般的なティーンエイジャーの姿を反映していて、私自身も演じていて共感する部分がたくさんありました。ロックウッド邸で恐竜から追われていた頃のメイジーとは大違いです」

 劇中では、“両親”として振る舞うオーウェン&クレアとの関係性も描かれる。特にメイジーとクレアのギクシャクしたやり取りは、年頃の娘と母親そのものだとイザベラは強調する。「二人のちょっとした衝突もリアルです。10代の女の子は、自分で思い通りに物事を決めたい。でも、母親は『ダメ。まだ20歳じゃないんだから』と反対します。そういった関係性にも注目してほしいです」

 イザベラにとって、デビュー作となった『ジュラシック』シリーズは「特別な場所」だという。「メイジーという役に出会って、考えることが楽しくなりました。彼女を演じることで考える習慣が身につき、探究心が湧いた気がします。メイジーは私の人生を大きく変えた存在です」

 アクションが大好きだというイザベラは今後、本格アクション映画にも挑戦してみたいそうで、「『ジュラシック』シリーズでもアクションについて多くのことを学びましたし、戦う女性の描写がカッコいいんです」と目を輝かせる。彼女が理想とするキャラクターは、ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」でナタリア・ダイアーが演じるナンシーだといい、「魅力がたくさん詰まった女性で憧れます。最新シーズンも2日で観終わってしまいました(笑)」と楽しそうに語っていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)