ニンテンドースイッチに再び値上がりや品薄が

写真拡大

ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の通常モデルが、通販サイトで値上がり気味だ。通常価格は3万2978円(税込、以下同)。2022年7月28日、ECサイト「アマゾン」では新品が3万6800円?4万3500円という高値で販売されている。

2020年に品薄が目立った「スイッチ」。2021年の途中から供給は安定していたが、なんらかの理由で需要が急増したのか、再び品薄や高騰が起きている。

アマゾン公式からの出品がない

22年7月28日のアマゾンでは、スイッチの「ネオンブルー・ネオンレッド」(付属するコントローラー「Joy-Con」の色)や「グレー」の新品が先述通り高値で販売されている。

商品価格の推移がわかる非公式ツール「Keepa」でこれまでの相場を振り返った。

アマゾンでは、運営のアマゾンジャパンが直接出品するケースのほか、同社以外の業者が販売している場合がある。

「ネオンブルー・ネオンレッド」版をKeepaで調べると、20年1月から21年3月にかけてはアマゾン公式の在庫がなく、他業者からの販売価格が高騰した。5万円以上で販売されることもあった。

21年4月ごろからアマゾン公式の在庫が復活しはじめ、3万2970円と通常価格付近で販売された。他の出品者からの販売価格も3万2970円前後となり、スイッチの相場は安定していった。

ところが、Keepaによると、22年7月26日から再びアマゾン公式からの「スイッチ」の在庫がなくなった。他業者からの出品は6月から7月にかけて高騰。7月23日からは3万7000円台まで値上がりしている。

送料はゼロ

「楽天市場」だと、スイッチ本体は3万6000台後半から3万8000円台で販売されている。なお「ヨドバシ.com」では「販売休止中」。オンライン書店「楽天ブックス」でも「ご注文できない商品」と表示がある。

一方で任天堂公式通販サイト「マイニンテンドーストア」では、通常価格3万2978円でスイッチを発売中だ。28日14時時点で在庫が存在する。こちらではグレーやネオンブルー・ネオンレッドに限らず、「Joy-Con」の色を自由に選んで購入できる。また、送料はかからない。慌てて高騰品を買う必要はないだろう。