ファンにはうれしい「マリーンズルーム2022」 (画像はロッテシティホテルの6月28日付リリースから)

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プロ野球・千葉ロッテマリーンズが5点差以上で試合に勝利した日に泊まったら、宿泊料金が「50%割引」――。そんな触れ込みの宿泊プランが、「ロッテシティホテル錦糸町」(東京都墨田区)で販売中だ。

千葉ロッテをコンセプトとして客室1室を改装した「マリーンズルーム2022」が対象となる。ただ、ファンからは「5点差は厳しい」「かなり難易度が高め」とツイッター上で冷ややかな反応が。

前半の「5点差以上で勝利」調べたら

ロッテシティホテル錦糸町は、ロッテグループの「ロッテシティホテル」が運営。マリーンズルーム2022は、東京スカイツリーを望むツインルームだ。

客室内は選手らの直筆サイン入りユニホームや球団ポスターで彩られている。価格は2人利用時で2万円〜3万2000円(税込)。9月30日チェックイン分までの期間限定だ。7月26日時点で、予約は9月30日分まですべて満室となっている。

注目は5点差以上勝利での半額キャンペーン。当日に試合がない場合は、その「前日」の試合が対象となる。

パ・リーグ4位のロッテは7月26日時点で、91試合を消化し46勝44敗1分けと勝ち越している。チームの得失点を見ると、294得点を挙げ、318失点。差はマイナス24だ。

では、気になる「5点差以上の勝利」はどうだろう。

4月2日 対埼玉西武ライオンズ(ZOZOマリンスタジアム) 8-14月8日 対オリックス・バファローズ(ZOZOマリン) 5-04月10日 対オリックス・バファローズ(ZOZOマリン) 6-05月20日 対福岡ソフトバンクホークス(福岡PayPayドーム) 8-15月24日 対広島東洋カープ(マツダスタジアム) 7-06月5日 対読売ジャイアンツ(東京ドーム) 10-46月27日 対福岡ソフトバンクホークス(東京ドーム) 8-17月8日 対オリックス・バファローズ(京セラドーム大阪) 6-1

91試合中8試合、約8.8%を占めている。平均して毎月2試合程度は達成している計算だ。

直近は打線上向き

7月24日までの直近5試合だと、ロッテの平均得点は5.8で、失点は4.4。今シーズンを通しての平均得点は約3.23で、平均失点は約3.49だ。近ごろは失点が多いものの、それ以上に得点力が上向いている。

直近3試合ではいずれも10本以上の安打が飛び出した。7月23日〜24日の北海道日本ハムファイターズ戦では主砲のブランドン・レアード選手が2試合連続で本塁打を放つなど打線の調子は悪くない。

そんななか、13試合に先発し防御率1.48をマークしている「令和の怪物」佐々木朗希投手の登板日は「ねらい目」となり得る。

7月1日付日刊スポーツ(電子版)によると、同日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦に先発した佐々木朗投手は右手のマメが潰れて出血し、降板。

以来公式戦には登板していないが、6月11日(横浜DeNAベイスターズ戦)は8回1失点、6月22日(埼玉西武ライオンズ戦)は7回無失点、7月1日(楽天戦)も4回無失点とその実力を見せている。

打線が後半戦も好調を維持し、佐々木朗投手がマウンド上でその実力を発揮できれば、再び5点差以上での勝利を望めそうだ。

なおこれまでの5点差勝利試合のうち、佐々木朗投手は4月10日と(完全試合達成)5月20日のソフトバンク戦に先発し、勝ち投手となっている。