【小学校入学準備】ランドセルは軽さ?値段?収納力?ママたちに聞いた、本当に大事な基準【ラン活】

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年々動き出しが早くなっているという「ラン活」。

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ランドセル選びは、2023年度入学の家庭であれば、2022年になったばかりの1月あたりに資料請求を始めるケースも珍しくありません。

業界大手のメーカーの一部が2月、ほぼすべてのメーカーが3月には販売を開始するため、口コミなどで人気の商品はすでに売り切れていることも。

加熱するラン活ですが、それぞれの家庭ではどんなポイントに気を付けて選んでいるのでしょうか? 軽さ? カラー? 使いやすさ?

さまざまなポイントがある中で、「実はここが大事だった」「ここをもう少し気をつけて選べば良かった」など、周囲の小学生以上の子どもを持つラン活経験者のママたちに、ランドセル選びのポイントをリサーチしてみました。

「ランドセル選び」の基準をママたちにリサーチ!大事だったポイント5つ

1:やっぱり「軽さ」「背負いやすさ」を重視したい派

「ランドセル症候群」という言葉があるほど、ランドセルの重さによって不調を抱える子どもが増えている現代。ランドセルにタイヤをつけてキャリーケース化するアイテム「さんぽセル」が小学生のアイデアで商品化されたことも話題になりました。

教科書のページ数が増えていたり、タブレット端末を持ち運びしないといけなかったりと、重量化が進むランドセル。「ランドセル自体はできるだけ軽いものを」と考えるママ、パパも多いのではないでしょうか。

「うちの娘はとても小柄なので、展示会でいろいろと背負わせてみて、本人が少しでも楽に感じたものを選びました」

「ただ軽いだけだと耐久性が心配だったので、気になるランドセルをいくつかレンタルし、中に本などを詰めてみて、背負ってみたときの感じをヒアリングしつつ、品質についても口コミで確認しました」

「子どもが見た目でコレがいいと言ったものに決めましたが、実際に入学して教科書などを入れて背負ってみるとあまりの重さに親もビックリ! 見た目だけじゃなくて、背負ったときの重さもちゃんと確かめてあげたらよかったです」

ただ軽いというだけならリュックや通学カバンにすればいいという意見もありますが、それ自体は軽くても、ランドセルに比べて荷重を分散・軽減してくれる機能性はありません。

ランドセルには、水筒やタブレットなどの重たい荷物を入れてもバランスを崩しにくいという利点があります。

ランドセルの重さ自体を少しでも軽く!という選び方もアリかもしれませんが、耐久性が心配な面も。実際に子どもに背負わせてみて、フィット感や安定感、背負いやすさを事前に確認しておくといいでしょう。

各メーカーそれぞれ、背負いやすくなるさまざまな工夫をしているので、メーカーごとに背負い比べてみるのもおすすめです。

また、肩ベルトを調整することでより背負いやすくなるので、購入したら本人に合わせて調整してあげましょう。

2:6年間使うものだから…「丈夫さ」を重視したい派

ランドセルは、1度買ったら途中で買い替えるということはあまりないかと思います。6年間使うものだからこそ、大切に使ってもらいたいですよね。

でも、親の心子知らずとはよく言ったもので、大体の子どもはランドセルをなかなか乱暴に使います。外で投げ捨てるようにランドセルを放置して遊んでいる小学生を見たことはないでしょうか?

「かなりやんちゃな男子なので、口コミで作りがしっかりしているとか、丈夫だということを聞いたブランドのカタログを取り寄せて買いました。結果、やっぱりランドセルを雑に扱っている息子を見て、間違っていなかったと思っています」

「ランドセルの上から座ったり、乱暴に投げ捨てたりするので、高学年になった頃にはかなり型崩れしてしまいました。もっと型崩れしにくいものを選べばよかったです」

はからずも、丈夫さを重視している、丈夫さで後悔しているママはどちらも男の子を持つママでした。

確かに、我が家の小学生男子も、壊れないかハラハラするくらい扱いが雑! 入学早々ランドセルに傷がついたので、すぐにカバーを買ってつけました。

最近のランドセルは傷や汚れに強くなっているようですが、安さだけで選ぶと品質に心配があるケースも。お子さんがおもちゃをよく壊したり、服をすぐ汚すタイプであるなら、ランドセル選びも丈夫さに重点をおくといいかもしれません。

3:色選びに後悔!「カラー」「デザイン」を重視したい派

男子は黒、女子は赤、と2種類しかなかった昔に比べて、今はカラー展開も豊富! デザインも刺繍の色を変えられたり、半かぶせのタイプがあったりと個性豊かです。

大体どこの家庭でも、基本は子どもの好みで選ばせてあげるようですが、悩ましいのが親と子で意見が分かれた場合。

「子どもがそのときハマっていたキャラクターデザインのランドセルを選んだけど、学年があがるにつれて、ちょっと恥ずかしくなってきたようで……多少強引にでも、シンプルなものを勧めたらよかったです」

「子どもの好みで水色にしたらちょっとした傷や汚れが目立つのが気になって。淡い色は可愛いけど、洋服と同じですぐに汚れるのが難点です。今は透明のカバーをつけてこれ以上汚れないように対策しています」

キャラクターデザインのものは、ガッツリとキャラクターの絵柄が入っていたりするわけではありませんが、シンプルなタイプに比べると派手だったり個性的だったりするものが多いので、好みが移り変わりやすい子どもにとって「高学年になったら飽きるのでは」という心配がありますよね。

実際、上記のように飽きてしまったり、恥ずかしくなってしまったという意見も聞きました。子どものそのときの意見を大事にするのもよし、親の希望も伝えて妥協点を探るのもよし。

今はランドセルカバーも種類豊富なので、好みのカバーをつけて乗り切るという手もありますよ。

4:最近は教材も多いので「収納力」を重視したい派

前述の通り、近年は教科書のページ数も増え、補助教材も多く、タブレットも必須。タブレットは学校で保管しているところもありますが、持ち帰りのある学校であれば、これがなかなかの重さ&厚みです。

筆者が今のランドセルをいろいろ見て感じたのは、どれも昔に比べて厚みがあって収納力が高い、ということでした。とはいえ、やはりメーカーによってそこはまちまち。全体的に昔より厚みがあるとはいえ、その収容力はさまざまです。

「できるだけ軽いものがいいかと思って厚みのないランドセルを選んだら、教科書だけでかなりパンパン! 子どもは水筒もランドセルに入れたいようですが、入りません……」

こんな意見も聞きました。タブレットと水筒は固くて重たいので、ランドセルに入れたほうが重さを感じずに済むはず。ランドセル自体が軽くても、入り切らない荷物を別で持つハメになったらかえって重たい、なんてケースもありそうです。

かといって、収納力を重視しすぎて耐久性をおざなりにしていたらそれも要注意。収納力とともに、できるだけ内部構造を丁寧に解説しているメーカーを選ぶと安心です。

5:早割や特典なども活用!「値段」を重視したい派

ピンキリですが、平均では6〜7万円ほどするランドセル。そこそこの金額がかかるので、最近では祖父や祖母がお祝いに買ってくれるケースも多いですよね。

あまり安くても品質が心配ですが、とはいえできるだけ出費は抑えたいもの。

「いくら6年間使うものとはいえ、ランドセルの値段はかなり高いと感じます。幸いラン活は早めに始めたので、早割で安く買えるものから子どもが気に入ったものを選びました」

「親子ともにそこまでこだわりがなかったので、アウトレットの型落ちのものに決めました」

安くても口コミで品質に定評があるメーカーを選んだり、希望のメーカーがあるなら早めにチェックして早割や早期購入特典を狙う、もしくは大手メーカーの型落ち品を狙うという手もありますよ。

2023年度入学であれば、人気ブランドのランドセルはすでに売り切れのものも出始めています。

もちろん、秋冬でもランドセルが買えないということはないので、変に焦ったり悩み過ぎる必要はありません。賢くリサーチを進めて、親子で納得がいくラン活ができるといいですね。