『ゲーム・オブ・スローンズ』エミリア・クラーク、動脈瘤により脳の一部を消失

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大ヒット大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のデナーリス・ターガリエン役で知られるエミリア・クラーク。以前、本作の撮影中に2度にわたる脳動脈瘤の手術を乗り越えて復活していたことはお伝えしたが、その後脳の一部を失っていたことが分かった。米Hollywood Reporterが報じている。

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回復する目的になったものとは…?

英BBCの『サンデーモーニング』に出演したエミリアは、自身の状態を語った。

「(脳の)かなりの部分が欠けているのですが、そのことが面白いと思うんです。(手術の)影響を全く受けることなく、はっきりと話せて、完全に普通に生活できていることに驚いています。でも、私のようなケースは、本当に、本当に、本当に少数派なんです。

脳はどの部分も一瞬でも血液が届かなくなると、その部分がなくなるか、機能しなくなります。血液は別のルートを探しますが、その際に届かなかった部分はすべてなくなってしまうのです。それでも、私はこのような(元気に過ごせている)状態だということは、私たちがいかに脳の僅かな部分しか必要としていないかを示しているのです」

動脈瘤ができると、約3分の1の人が亡くなってしまうという。エミリアは当時、動脈瘤を塞ぐためにすぐに脳の手術を受けたが、この手術は彼女の健康を大きく危険にさらすものだった。彼女は『ゲーム・オブ・スローンズ』の役のおかげで、動脈瘤から回復する目的を得たと話している。

エミリアは、現在ロンドンのウエストエンドで上演されているロシアの劇作家アントン・チェーホフの「かもめ」の舞台に出演中。演劇を続けているのは、演技には記憶力が不可欠であったからだと述べている。また、自分の脳が劇的に減少している事実については、考えることもないという。「今、自分が持っている脳が十分素晴らしいのだから、それを使って仕事をすればいいだけなのです」

『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン1〜8はU-NEXTで配信中。また、『ゲーム・オブ・スローンズ』の200年前を舞台に、ターガリエン一族の歴史が描かれる『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』が8月22日(月)より独占配信。(海外ドラマNAVI)