丹内騎手の“確変突入”を見逃すな!

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◆この夏狙うべき3人の「穴ジョッキー」

 宝塚記念も終わり、いよいよ夏競馬が本格的にスタート。G1レースの開催はしばらくお預けとなりますが、むしろ一攫千金を目指すファンにとっては楽しみな季節がやってきました。

 楽しみの理由はもちろん、荒れるからです。夏競馬は大半がローカル開催。小回りのトリッキーなコースで行われる上に重賞レースはハンデ戦も多く、能力通り決まらないこともしばしば。早速、先週のプロキオンSでは3連単71万馬券が飛び出しました。

 というわけで今回は、夏のローカル競馬において穴で狙いたい「夏の穴男」と題して、厳選した3人のジョッキーをご紹介したいと思います。

◆積極策&イン突きで穴連発!角田大和騎手

 まずご紹介する1人目の夏の穴ジョッキーは、角田大和騎手。

 角田大和騎手は現在2年目の20歳。ダービージョッキーでもある角田晃一騎手の息子としても注目を集めましたが、今年は弟の角田大河騎手がいきなり2連勝デビューを果たしたことで話題に。その弟の活躍に刺激を受けたのか、兄・角田大和騎手も今年に入って勝ち星を量産しつつあり、既にデビュー年の20勝を上回る23勝を挙げる活躍を見せています。

 そんな角田大和騎手の騎乗スタイルは非常にわかりやすく、積極的に前に行って粘り込む逃げ先行系。背負う斤量が軽くなる減量恩恵がある若手騎手らしく、前に行くことでそのメリットを生かしています。今年に入ってからの23勝のうち20勝が逃げor先行で挙げたものなので、逃げ先行馬が粘れる馬場や展開では常に注意が必要です。

 特に狙えるのは、ダート戦。芝よりも逃げ馬が残りやすいダートにおいて、その強みを最大限に発揮しています。今年に入ってからダートに限ると11回逃げを打っていますが、そのうち9回馬券に絡んでいます。

「ダート逃げの角田大和」は特注条件として覚えておきたいです。

 また、ローテーションにも注目。特に距離延長は特注です。一般的に競馬は距離短縮の方が有利といわれますが、角田大和騎手は逆。前走から距離が延びた方がペースが緩むために先行しやすく、持ち味を生かせるということなのでしょう。それは以下のデータを見ても明らかです。

・距離短縮 複勝率16.7% 複勝回収値 62円
・距離延長 複勝率25.0% 複勝回収値 117円

 一目瞭然、距離延長の方が好走率も回収率も高い。

「距離延長の角田大和」は覚えておいて損はないはずです。

◆早くもキャリアハイ更新目前!丹内騎手

 続いてご紹介する2人目の夏の穴ジョッキーは、丹内祐次騎手。

 丹内騎手は2004年デビューの36歳。すでに中堅からベテランの域に入りつつある存在ですが、もともとお世辞にも上手いとは言われていませんでした。しかし、近年メキメキと腕を上げ存在感アップ。昨年は18年目にしてキャリアハイの38勝を挙げると、今年は既に33勝、このまま行けば大きく勝ち星を伸ばすことが確実な情勢です。まさに、遅咲きの新星ともいえる存在なのです。

 そんな丹内騎手最大の持ち味は、「馬場読み力」。特に芝レースにおいては内か外か、どこを通ると走りやすいのかを把握することが重要ですが、丹内騎手はその観察眼が非常に鋭い。とりわけローカル開催は馬場の差が結果を左右するので、注意すべきジョッキーです。

 2022年に入ってからも、ダート11勝に対して芝で22勝。すべての数字がダート<芝となっています。特にローカルには強く、33勝のうち30勝までがローカル開催。ローカル×芝では全馬の単複を買ってもプラスになる状況です。

「ローカル芝の丹内祐次」は、この夏も覚えておくべき格言といえます。

 もうひとつ、馬場読み力の高さを示すのが固め打ちの多さです。文字通り丹内騎手は、芝の伸びどころを読めている日にまとめて走る傾向がある。今年の2月27日(日)の小倉芝においては、荒れている馬場状況を完璧に掴んでおり、芝で6レース騎乗し(2-2-1-1)の好成績。この中には6番人気2着や8番人気3着など穴馬での激走も見られました。