【子育て】「ママがいつもこうしてるから」子どもに“悪影響”を与える母親の言動4つ【元保育士が解説】
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「なんでそんなことまで知っているの?」「意外と親のことを見ているんだな」などと、ハッとさせられることもあるのではないでしょうか。
でも、だからこそ気をつけたいこともあります。
この記事では、元保育士の筆者が「子どもの前で気をつけたいママの言動」を4つご紹介します。
わが子に悪影響を与えないためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
何気なくやっているかも!? 子どもの前で気をつけたい「ママの言動」4つ
1:夫に対するネガティブな発言
筆者の保育士時代に、パパが迎えに来る時だけ「ママじゃないと嫌!」「帰りたくない」とぐずる子がいました。
不思議に思ってママに話すと「子どもの聞き分けが悪いと『パパに似て頑固だね』と言ったり、休日に夫に向かって『何もしないんだから』と愚痴ったりしていたことが原因かも」とのこと。
そうして知らず知らずのうちにパパの印象を悪くしてしまったせいで、子どももそういう目でパパを見るようになってしまったのでしょう。
すると、だんだんパパに対して「好きな気持ち」や「尊敬する気持ち」が養われなくなります。
子どもの前で夫の不満を漏らすのはできるだけ控えて、いつも「パパ、お仕事頑張っているね」と褒めるよう持っていくといいでしょう。
2:イライラしている時の発言
保育士をしている時、お友達におもちゃを取られた子が「チッ」と舌打ちをして相手をにらんだことがありました。
その様子に筆者が驚いていると「ママがいつもこうしているから」と言うので、かなり衝撃を受けました。
まさに「子どもはよく見ている」という例で、ママとしてもここまで気を配るのは難しいのではないでしょうか。
そのママの影響を受けた子は無意識で「これくらい当然」という気持ちでも、かなり感情的な行動なので、結果的にお友達とケンカになってしまうことが多かったです。
子どもの前でイライラしたら深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、まねをするようなら「ちゃんと言葉で気持ちを伝えようね」と説得してみてくださいね。
3:大げさに謙遜する
「先生、私ってうるさい?」とよく聞いてくる子がいたので保育士として気を揉んだ時期がありました。
思い切って「どうしたの?」と聞いてみたら、「話すのが上手だね」とその子が人から褒められた時に、ママが「そんなことないよ、少しうるさいぐらい」と返したことを気にしていたようです。
子どもは「謙遜」の意味も理由も分からないので、ママの言葉を真に受けて傷ついてしまう可能性は大いにあります。
大人にとっては何気ないことでも、子どもが自信をなくす原因になり得るのです。
人に好印象を与えたくて謙遜するより、子どものためにも「そうだね、楽しくおしゃべりできるよ」と、自慢にならない程度に答えることがベストです。
4:感情的に叱る
トイレに失敗してしまった子が「先生は怒らない?」とびくびくした様子を見せたので「何かあるのかも」と思ったことがあります。
話を聞いてみると、家でトイレに間に合わなかった時、ママに「何しているの!」「他の子はちゃんとできるのに」と叱られてしまったそうです。
ついカッとなると誰でも大きな声を出してしまいがちですが、子どもはただびっくりして何も頭に入らなくなってしまいます。
こうして度が過ぎると「失敗から学ぶ」ではなく「失敗を恐れる」だけになってしまいます。
子どもも「上手くできていない」と十分自覚しているので、感情をグッと押さえ「大丈夫!次、頑張ろうね」とフォローするに留めましょう。
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親自身は「聞いていないだろう」と思っていても、意外と子どもの耳には届いているものです。
今回ご紹介したことを参考に、子どもにいい影響を与えられるよう気をつけてくださいね。