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「お持ち帰り」という甘美な響き！

テイクアウトと言われると何の感情もわき上がって来ないけれど、お持ち帰りと言われると途端に邪念がムクムクと沸いてくるみなさん、おはようございます。僕はまさにそうした邪念に襲われながら、懸命に理性を保とうとする者であります。（※保とうとしているだけ／保てているとは言ってない）

僕をヨコシマな気持ちにさせるもの、それはコーセーさんが展開するスキンケア・基礎化粧品のブランド「雪肌精」さんが送り出した「AR羽生選手」なるスペシャルコンテンツです。自分のスマホというプライベートゾーンのなかに羽生氏が登場するというのは、もはやデリケートゾーンへの到達まで秒読み段階ということ。僕も早速「AR羽生選手」を拝見しに、銀座三越へと向かいました。

↓つきました（速い）。



開店からほどなくして突入した平日の銀座三越。さすがに平日の午前です、いくら銀座とは言っても人はまばら。案内にあった地下1階のフロアに降り、さっそく雪肌精さんのストアを探します。「コスメのフロアは基本的に見ないから、配置の感覚がわからんのぉ…」と思いながら地下に降りれば、迷うまでもない行列が僕を目的地へと導きます。予備知識がなければ「北海道物産展でもやっているのかな？」と思ったことでしょうが、間違いありません、これは羽生氏の行列です。

フロアを突っ切るように伸びた長い列。最後尾には係の方がいて、プラカードを持っています。先頭から最後尾まで眺めてきたなかで「全員ご婦人やのぉ…」「悪目立ちしそう」「あぁ、こういうときにレンタル彼女とか頼むといいんだな」などと思いながら最後尾に取りつきます。うーむ、アイスショーや競技会ではいい加減目立たなくなってきましたが、スキンケアの現場はさすがに若干のアウェー感がありますね。

そんな僕に「どうなさいましたか？」という温かい視線を向ける係の方と、「どうもこうもなくAR羽生選手を見に来たのでありますよ？」と微笑みで応じる僕。係の方からチラシをもらえば、そこには雪肌精さんがサンゴを守る活動をしていることと、シェアで協力すると「僕の代わりに」サンゴを植えてくれるというお知らせがあります。うむ、あとでシェアすることにしましょう。（※決してキャンペーン応募の意図によるものではない）

さて、早速「AR羽生選手の件であるが…」と尋ねますと、係の方は首から下げたストラップの二次元コードを読み込むようにと促してきます。それを読み込むと、おおっ、早速自分のスマホにAR羽生選手が登場したではありませんか。何か、色気も素っ気もない壁の前で呼び出してしまったので「もしも行列を整理しているのが羽生氏だったら…」的なドッキリ風の画面になりましたが、これは簡単で楽しい。

画面上にはいわゆるシャッターボタンが表示されており、それを押すと、時計やらアンテナやら電池残量やらを除いたクリーンなスクショを保存できる仕組みになっていました。うむ、スクショのときにいらんアプリのアイコンとかが上に出ているのは微妙ですからね。ありがたく使用させていただきましょう。

↓横画面で呼び出してしまいましたが、オススメは縦ですね！


画面をタッチしてグリグリすると、AR羽生氏の位置を調整できます！

お好きな位置に立たせてどうぞ！



召喚されたAR羽生氏による、「こんにちは！銀座三越雪肌精へようこそ」から始まるメッセージ動画。店名を言う、つまりは阪神梅田本店バージョンや、メゾンコーセー銀座バージョンも別にあるということでしょうか。大阪までは行かないにしても、メゾンコーセーさんには何かの機会に訪れて、改めてAR羽生氏を召喚せねばならないと決意させる仕掛けですね。

羽生氏は雪肌精さんのブランド紹介、雪肌精さんが13年間に渡って継続している青い地球を守る活動「SAVE THE BLUE」の紹介、そうした商品を購入してくれた人への「素敵だと思います」のコメント、AR羽生氏の紹介などをスマートにこなします。コメントの流麗さと、それを語る間にモニョモニョする両手親指の回転。映像は何度でも繰り返し流れてくるので、無限に羽生氏のメッセージを堪能することができる。動画のリピート再生とは一味違う、「地球を守る精霊が我がスマホに現れた」感は大変満足感の高い内容でした。

ちょっと惜しまれたのは召喚したことに満足してしまって、現場での記念撮影プランを十分に練ることができなかった点。何となく目の前で呼び出したら背景が別の化粧品のブランドだったり、肝心の雪肌精さんブースにAR羽生氏を立たせるのを忘れてしまったり、自分自身を入れてのツーショットを撮り忘れたりと、考えが至らなかったなと思います。

どれだけ悪目立ちしようが三脚を立てて自分とツーショットを……とか、どれだけ不審に思われようとも前後のご婦人にスマホを持っていただいて自分とツーショットを……とか、そういうプランを持たずにフワッと行ってしまいました。まぁその辺は、もともと銀座三越さんでの会期はすべて平日なので行けないのではないかと思っていたなか、急遽隙を見つけて向かったというあたりによるものかなと思います。次の機会にはしっかりと備えたいなと思います。

↓メゾンコーセー銀座さんのほうが撮影の可能性は広がる気がしますね！


そんなことをしつつ、しばし行列に並んだのですが、この列が一向に進む気配がありません。どうやら、列の先では店員さんによるカウンセリングが行なわれている模様。ははー、デパートでメイクとかしているアレか。単に買い物の列だと思っていたので30分もあればいけるかなと思ったものの、1時間とか2時間とか待たねばいけないのかなという雰囲気。

「うーむ、次のビデオ会議は自分が司会だからさすがに無言で押し通すわけにはいかんやろな…」と社会人としての真っ当な判断力を効かせて、カウンセリング体験は諦めることに。まぁ、もっとも、たとえ時間が十分にあったとしても、ほかにも待っている人がいるなかで「お客様もカウンセリングをご希望ですか？」「どのようなお悩みをお持ちですか？」「普段お使いの基礎化粧品は？」あたりから始まるコミュニケーションをやり通すのは気が引けたかもしれませんが……。

↓なので、残り時間は出展物などを撮影させてもらう方向に切り替えました！


雪肌精さんのストアにはカウンセリングを受けるカウンターのほか、ショーケースに展示された商品ボトル、カウンセリングを受けた人が回せるガチャガチャ、そして羽生氏映像などが流れるモニターが設置されています。ガチャを回すためにカウンセリングを受けたかったところですが、先行するみなさんのガチャを眺めて「回した気分」だけ味わいます。

↓青い地球を守る意欲にあふれるガチャガチャ！



↓なかにはカウンセリングチケットや小さい商品が入っている模様！


先ほどもらったチラシなどを見ますと、8月31日までのキャンペーン期間中に雪肌精の対象商品を買うと「商品の底面積」に相当するサンゴを雪肌精さんが植えてくれるのだとか。買って、シェアして、サンゴの森が広がる。買い物をするだけで地球に貢献できるというのはありがたい話です。

↓底面積のぶんだけサンゴの森が広がっていく！




そして、注目のモニター。こちらには雪肌精さんの「SAVE THE BLUE」活動の紹介映像が流れているのですが、一周すると羽生氏からのメッセージ動画が流れてくるようになっています。大筋としてはAR羽生氏と同様のメッセージですが、衣装も、おぐしも、装いを新たにして届けられる別バージョン。だもんで、モニターの前に集って、皆でスマホに記録したりしました。こちらでも購入した方向けの「素敵だと思います」コメントがありましたので、買い物後の満足感を大いに高めてくれそう。

会場離脱後に思ったのは、このモニターとセットでAR羽生氏を撮影すべきだったなということ。白と黒の羽生氏が並んだら、雪肌精みやびアクティライズローションと雪肌精みやびアルティメイトローションみたいであっただろうなと、しくじりを反省しました。ARをどう活用するか（※悪用ではなく）について、もうちょっと練っておくべきだったなと思います。このあたりはメゾンコーセー銀座編で再挑戦できたらいいですね。

↓シメは「以上、羽生結弦でした！」でした！


なお、イベント会場で「雪肌精 みやび アルティメイト ローション」を購入すると、自宅でもAR羽生氏を楽しめる二次元コードがもらえるという嬉しい「お持ち帰り」が。夢の「羽生氏お持ち帰り」を手に入れたみなさんはリビング、寝室、お風呂などあらゆる場所にAR羽生氏を召喚して「我が家に遊びに来たあの日の記念写真」を撮影されるといいでしょう。どこかのいい感じの教会とか、どこかのいい感じの海辺とか、どこかのいい感じの卒業式の看板前とかでの撮影もいいですよね。実家から電話かかってきそうなのが心配ですが、年賀状に使いたい一枚になりそうですからね。

↓こんな感じで素敵な年賀状用の1枚が撮れそうです！


誰だ！「主人公の背後から迫る邪悪」とか言ってるのは！

「邪悪」ではなくて、せいぜい「邪」程度だと思います！

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限りあるAR羽生氏登場期間にたくさん思い出を作りましょう！