リー・ブキャナンがダービー・カウンティからSVヴェルダー・ブレーメンにフリーランスで移籍することが正式に確定した。すでに日曜日にはトレーニングキャンプに足を運び、月曜日にメディカルチェックを終えて契約を締結。そして火曜日からはさっそく、クラブの練習に初参加する流れとなっているところ。「ブレーメンはここ数年は、そこまで成功をおさめたとはいえいまでも、欧州において有名なクラブであることに変わりはない。ブレーメン、ファン、ブンデスリーガが本当に楽しみだ。」と同選手はコメント。

 所属していたダービー・カウンティが破産手続き中であったために移籍交渉は長期化を余儀なくされてしまったが、週末にはようやく獲得が成立する運びとなり、移籍金額はなし。過去2シーズンにおいて英国2部65試合に出場してきた左サイドバックを、フリートランスファーにて迎え入れている。とりわけヴェルナー監督は、21歳という年齢からその試合数は相当なものと見ているようだ。

 ただその一方で「彼が必要とする時間」についても言及しており、将来性を買われての加入ではあるものの、左サイドバックではその「ダイナミズム、力強い走り、正確なパス」を駆使し、ユングとの定位置争いの中から更なる飛躍を期したい。「まだ意思決定の部分では課題は残されているがね。これからもっと大胆にいけるように」と指揮官。「ユングはとても良いシーズンを過ごしたし、ブンデスのことも彼は知っているしね」とも付け加えている。