勝利の後にはお酒の嗜みも…… photo/Getty Images

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最近のサッカー界では食生活や睡眠など私生活に気を配るのが当たり前になってきており、ストイックに日々を過ごす選手が増えてきた。そのおかげでコンディションが安定し、怪我が少なくなったという選手も多いだろう。

では、飲酒についてはどうだろうか。これは選手によって様々だが、かつてリヴァプールでもプレイしたスタン・コリモア氏はサッカー選手の飲酒を禁じてみるのも良いのではないかと提案する。

「科学は明らかであり、アルコールは運動能力を著しく低下させる。サッカー界で飲酒禁止のルールを実施すれば、我々の世界ではプラスの効果をもたらすかもしれない。トラック運転手や機械オペレータに定期的にアルコールレベルのテストをするなら、サッカー選手も一緒にテストしてみてはどうか?このスポーツではバイクに乗らないことだったり、極度に激しいスポーツには参加しないといった不文律がある。そこに飲酒も入れてみるのはどうだろう」(英『Daily Mirror』より)。

ややストイックすぎる提案かもしれないが、こうしたルールがあることでパフォーマンスが向上する選手も増えるだろう。最近では30代半ばに入った選手でもトップパフォーマンスを維持するケースが目立ってきたが、そうした例はさらに増えるかもしれない。

長いシーズンの中で飲酒を禁止するのはハードな要求にも思えるが、サッカーという競技がよりアスリート化してきているのは確かだ。運動量、スプリントなど昔とは違うスピードのスポーツとなりつつあり、今後はさらにストイックな世界になっていくのかもしれない。