エリザベス女王の在位70周年を記念して行われた「プラチナ・ジュビリー」。
日本でも話題になりましたが、プラチナ・ジュビリーは、女王の治世を祝うだけでなく、英国を祝うものでもあります。

 

イギリスの世論調査会社がそんなおめでたいタイミングで、「イギリスの一番いいところはどこ?」といった趣旨のアンケートを行っています。(選択肢のうち5つまで選択可能)

最も票数を集めたのが「国民保健サービス」で62%の人が“一番いいところ”として回答しています。次いで「田舎」が61%を集め2位となっています。
少し離れて、「歴史・国家威信」(37%)、「君主制と王室」(34%)、「自由・言論の自由」(32%)と続いています。

「君主制と王室」がイギリスの“一番いいところ”の1つであると見なしているイギリス人の割合は、2012年に行われた10年前の調査では42%でしたが、今回の調査では8ポイント下落しています。
この変化は若者によるものが大きいです。
年齢別で見てみると、2012年には、18〜24歳の人々の40%が、「君主制と王室」は“一番いいところ”の1つに挙げていましたが、今回の調査では、わずか9%とどまっています。若い人に対する王室の求心力が低下しているようです。

出典:Yougov
https://yougov.co.uk/topics/lifestyle/articles-reports/2022/05/30/what-best-thing-about-britain-according-britons

(written by 山崎健治)