イランの国旗(2022年2月3日撮影、資料写真)。(c)KARIM JAAFAR / AFP

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【AFP=時事】イラン南部ヌーラーバード(Nurabad)で、16歳の少女が43歳の父親に散弾銃で心臓を撃たれて死亡した。地元メディアが1日、報じた。女性の権利擁護団体は明らかな「名誉殺人」だとしている。

 少女は若い男性と会っていたことで父親と口論となり、祖母の家に逃げ込んだところを追いかけてきた父親に撃たれた。

 ニュースサイト「ロクナ(Rokna)」によれば、父親は「娘を殺すつもりはなく、誤って撃ってしまった」と供述。散弾銃を持って行ったのは「娘を怖がらせるためだった」としている。

 父親は身柄を拘束され、犯行を認めている。ただし、イランでは父親がわが子を殺害しても死刑にはならない。

 正確な統計はないが、イラン学生通信(ISNA)の推計によると、超保守的なイランでは名誉殺人が毎年375〜450件発生しており、殺人事件全体の約5分の1を占めている。

【翻訳編集】AFPBB News

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