ビッグマネーは目前 ダスティン・ジョンソンが冷静沈着に頂点を見据える(撮影:GettyImages)

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<LIVゴルフ第2戦 at ポートランド 2日目◇1日◇パンプキン・リッジGC(米オレゴン州)>
8バーディ・4ボギーと出入りの激しいゴルフながら、開幕戦からこの新リーグで戦うダスティン・ジョンソン(米国)が連日の「68」をマーク。カルロス・オルティス(メキシコ)と並ぶトータル8アンダーのトップで、最終日に入る。
圧巻だったのは4番からの6ホール。6番のボギー以外は、5つのバーディを並べた。これだけのプレーを見せながら、かつて世界ランク1位にも立った男は、「(明日も)何も変わらない。大きなトーナメントで、多くの偉大なプレーヤーと対戦する。勝ちたいのであれば、本当にいいプレーをしなければならない」と冷静さを保っている。
自身のこの活躍もあり、個人戦のみならずキャプテンをつとめるチーム『4エースズGC』も2位に4打差の単独トップを快走する。「クラブハウスに来るときは、いつもリーダーボードを見ていた。勝ちたいなら、4人全員がいいプレーをする必要がある」。ここでも襟を正した。
ロンドンで行われた開幕戦では、チャール・シュワーツェル(南アフリカ)が個人戦とチーム戦の“2冠”を達成し、合計475万ドル(約6億4000万円)を獲得。そして2戦目では、DJがこれに大きく近づいたともいえる。だがその大金を目の前にしても、トレードマークのヒゲを蓄えた表情に油断や欲は感じられない。
今週からブライソン・デシャンボーやブルックス・ケプカ(ともに米国)らビッグネームが加わり、フィールドの層はさらに分厚くなった。もちろん、自身も注目を集める一人であることに変わらない。そして「ファンはとても興奮しているようだね。多くのファンが集まってくれたし、素晴らしいことだ」と盛り上がりを喜ぶ。まだまだ何かと“お騒がせ”は続くが、「LIVは素晴らしい仕事をしている。ファンの体験は信じられないものだと思う」という新天地への誇りを胸に最終日を戦っていく。

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