【野菜保存の裏ワザ】魔法の「キャベツ保存法」試してみた!1か月間も瑞々しく保存できた件【実証実験】

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冷蔵庫の野菜室で干からびてダメになった野菜を見たことありますか? 使い切れなかったり、忘れていたりで自己責任なのに、身勝手にも「冷蔵庫の機能がもっと上がらないかなぁ」なんて思ったりもします。でも最近見つけましたんですよ、キャベツ1玉が長期間保存できるという裏ワザを。瑞々しくシャキシャキ状態で。そんな魔法みたいな話がホントなのか、リアルに1か月間実験してみました!

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そもそも、キャベツってどうやって保存するのが正しいの?

キャベツは寒冷な場所で栽培される野菜なので、温度を低くして保存するのが良いとされています。
適正温度は大体0~5℃。わたしはいつも冷蔵庫に入れているので、ここはクリア。

また、湿度を高く維持しておけば、4か月くらいは新鮮さが保てるとか!(ウィキペディア情報…)

え、そんなに長く置いておけますかね?
わたしが買ってきたキャベツは、長く置いておくとハリがなくなって、葉の巻きがどんどん緩くなって、とにかく早く消費しなきゃやばそう! みたいな見た目になるのですが…。
ということは、わたしの保存方法に足りないのは「湿度」ということになるのかしら。

とはいえ「湿度を高く維持する」ってどうすればいいの?
常に水につけておくなんて現実的では無いし、冷蔵庫をビチャビチャにするのは避けたいところですよね。

水分を与え続ける最強の保存方法

というわけで家庭でも簡単にできる、キャベツを長期保存できる最強の方法を紹介します。

それは「キャベツの芯をくり抜いて、濡らしたキッチンペーパーを詰める」です!
なんと大胆! しかしシンプル!
切っちゃって大丈夫? と思いますが…。
実際にやってみましょう。

まずはこちらが今回の主役のキャベツさん。



青々、ツヤッツヤの表面が美しい、買ってきたばかりのキャベツです。

ではさっそくやっていきますね!

①キャベツの芯をくり抜く



実はこの工程が今回の実験で一番難しかったところです。
芯、なかなかくりぬけない。
包丁を芯の周りに突き立て、「これでいいのか?」と不安になりながら包丁で削り取りました。



結構深くまでくり抜けました。

②湿らせたキッチンペーパーを詰める



こんな感じでギュギュッと詰めます。
キッチンペーパーは大体5枚くらい使ったと思います。

③袋に入れる



出来るだけ密閉。

あとは冷蔵庫へ!
これで時間を置いて、どんな変化を遂げるかを見ていきましょう!

蛇足かと思ったのですが好奇心に駆られて



もともとうちの冷蔵庫にあったちょっと使ったキャベツも、同じ方法で保存してみました。





これでこのわが冷蔵庫の主、もとい、しなしなキャベツに変化があったら面白いな~と。

では、観察してみましょう!

保存開始から1日



1日経ちました!
相変わらずツヤツヤで瑞々しい! うっとりするキャベツ様です。
水も滴る何とやらで、袋の中の湿度がかなり高く保たれていることが伺えますね。



こちらは古株のキャベツ様。
心なしか、ちょっと葉先にハリが出ているような気がします。
まさか、アンチエイジング成功!?

保存開始から4日後



一番外側は使ってしまったので色が少し薄くなったように見えますが、相変わらず美しいハリ具合の葉脈。
1枚目をはいでみて気づいたのですが、芯を取っているとキャベツが剥きやすいです。
これはうれしい副次効果。



こちらは古株キャベツ。やっぱり少しハリが出てきたような気がする!





古株キャベツを剥いでみました。
面も裏も、瑞々しくしっとり濡れて、シャキッとしています。

保存開始から7日後



余裕シャクシャクのオールグリーン。





若返りに成功した感さえある瑞々しさ。

じつはこのあとこの古株キャベツは数日で食べ終えてしまいました。
実験を開始した時すでに萎び始めていたのですが、最後までシャキシャキに美味しく頂けましたよ。

保存開始から15日



色も鮮やか、まだツヤツヤです。

保存開始から24日



15日目からほとんど変わりありません。
ちょっと一部、そろそろ限界かなというところがありますが、剥いでしまえば美しい葉が顔を出します。

ちなみに、くり抜いた部分の断面はこのようになっています。



さすがに変色していますが、食べる時はこの部分を削ぎ落とせば問題ありません。

保存開始から28日



およそ1か月近く、シャキシャキ状態を保ちました!
これだけの期間、鮮度を保てれば大・大成功では無いでしょうか。



こちらがキャベツの断面。
全体に瑞々しく、葉の巻きもギュッと詰まっています。



千切りにしました(太めだけど千切りです!)。
食べるとシャキッシャキッといい音がします。歯応えもバッチリ!



キャベツの味噌汁です。
キャベツの甘みがよく出ていて、美味でした。

キャベツを買ったらまずは芯をくり抜いて!

最強のキャベツの保存方法でした。
しなしなになる前に急いで消費せねば! と焦ることもあったキャベツですが、この方法を使えば楽々に自分のペースでキャベツが使えて、最後まで美味しくいただけます。
この方法で保存したおかげかはわかりませんが、いつもよりキャベツが甘く感じました。

衛生面を考えて、1週間に一度はキッチンペーパーを変えた方が良いそうです。
キャベツを使う時に様子を見て変えると良いと思います。

ちなみに、この方法はレタスや白菜にも応用可能!

わが家のレタスで実験したのがこちら。







1週間後





2週間後





断面の変色は仕方がありませんが、シャキシャキを保ちました。

ちょっとの一手間ですが、野菜を美味しく食べ切る工夫、ぜひ実践してみてください!

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