マリンピア神戸の外観(三井不動産発表資料より)

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 三井不動産は、神戸市の商業施設「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」(神戸市垂水区海岸通り)を2023年1月15日で一時閉館し、全面建て替えする方針を明らかにした。施設の老朽化に対応し、施設の西側で計画されているレジャー施設と一体となって整備するためで、再オープンは大阪・関西万博が開かれる2025年頃をめどとしている。

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 マリンピア神戸は、駐車場を含む敷地面積約7万8,400平方メートルに鉄骨2階建て(一部3階建て)の商業施設が5棟並ぶ。延べ床面積約3万6,100平方メートルで、うち売り場面積が約2万2,800平方メートル。神戸発の物販店や飲食店など約130店が入居している。

 神戸市が明石海峡大橋近くで埋め立てた造成地の中核施設として1999年、「マリンピア神戸ポルトバザール」の名で開業した。兵庫県初のアウトレットモールで、施設の増床を重ねた結果、一時は年間約230億円の売上高があった。だが最近は、競合する近隣施設との競争激化やインターネット通販の台頭などで、200億円を下回る年間売り上げになっている。それでも2020年度はコロナ禍の中、約300万人が訪れるなど根強い人気を持っている。

 神戸市はマリンピア神戸の西側にある約2ヘクタールの開発について、三井不動産を代表とする共同事業体を優先交渉権者に決め、大阪・関西万博までに親子連れが楽しめるレジャー施設を整備する。外界から隔てられたラグーンを4つの区画に分け、アスレチックやドッグラン、バーベキューエリア、地産地消のレストランなどを備える方向で計画が進んでいる。

 三井不動産はマリンピア神戸をレジャー施設と一体として建て直す計画。建て替えのスケジュールや新計画の詳細はあらためて公表するが、7、8月に一時閉館を見据えた特別セールを予定している。