Microsoftが現地時間2022年6月23日にリリースした「KB5014668プレビュー」を適用すると、「検索ハイライト」が有効になる。何はともあれ画像でご紹介しよう。

KB5014668プレビュー適用前の検索ページ

適用後はページ右側に「検索ハイライト」が現れる

職場または学校アカウント時の「検索ハイライト」

KB5014668プレビュー適用前は利用頻度の高いアプリやファイルが並び、推奨する機能や検索キーワードを提示する「クイック検索」が現れていた。適用後もアプリやファイルが列挙するものの、新たに“話題の検索ワード”などネットコンテンツが現れている。

この検索コンテンツは利用アカウントによって異なり、職場または学校アカウントに切り替えると、Microsoft Searchによる人物や直近利用したファイル名とサムネイルが現れる仕組みだ。

その日のイベントに応じて検索ボックスが彩られる

現時点で検索コンテンツの有用性は見いだせないものの、上図のようにイベント開催日や記念日は、検索ボックスにわずかな装飾が加わり、気分転換としてはよい演出だ。それでも検索ページを開く際に遅延を感じるなど、本来の機能が使いにくい場合は以下の手順で無効にできる。

「設定」の「プライバシーとセキュリティ/検索アクセス許可」を開き、「検索のハイライトを表示する」のスイッチをオフに切り替える

該当の設定ページは検索ページの「…」→「検索設定」と順にクリック/タップしても開く。また、「プライバシーとセキュリティ」自身は「ms-settings:privacy」で開いてもよい

検索ハイライト無効時の検索ページ。レイアウトは変化するが機能は以前と変わらない

Microsoftはつい先月も、翌月提供を開始する累積更新プログラムの前段となる「C」リリースで、デスクトップ版Windowsスポットライトを提供していた。

最近のMicrosoftはWindows 11 Insider Previewで有用と判断した機能を、現在年一回の機能更新プログラムではなく、五月雨式に提供している。2022年7月のCリリースでも何らかの機能を解放するのだろうか、今から楽しみだ。

著者 : 阿久津良和 あくつよしかず 1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。 この著者の記事一覧はこちら