レンタル移籍から復帰のトレイラ、退団希望を明言「アーセナルに残りたくない」

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 フィオレンティーナへのレンタル移籍から復帰することになったアーセナルのウルグアイ代表MFルーカス・トレイラが、アーセナルからの退団希望を明かした。29日、イタリアメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

 現在26歳のトレイラはペスカーラ、サンプドリアを経て2018年にアーセナルに加入。ウナイ・エメリ前監督指揮時は主力として活躍したものの、ミケル・アルテタ監督就任後は信頼を得られず構想外に。2020−21シーズンはアトレティコ・マドリードへレンタル移籍すると、21−22シーズンはフィオレンティーナへとレンタル移籍で加入。公式戦35試合に出場し、5ゴール2アシストを記録した。

 トレイラ自身はフィオレンティーナ残留を希望していたものの、同クラブは減額を望んでいたため、1500万ユーロ(約21億円)に設定されていた買い取りオプションを行使せず。これにより、同選手のフィオレンティーナ退団と、保有元であるアーセナル復帰が決定していた。

 そんなトレイラだが、アーセナルには自身の居場所がないと感じているようだ。トレイラは、エクアドルの『El Telegrafo』のインタビューに対し次のように語り、アーセナル退団と他クラブへの移籍を希望していることを明かした。

「今は休暇を楽しんでいるが、代理人が僕の将来について対処しているよ。アーセナルには残りたくない。最初から居場所がないと言われているので、出ていきたいんだ。僕の考えは、イタリアかスペインに移籍してプレーすることだけど、アーセナルに残る可能性も0パーセントとは言えないね」

 また、同選手は、「本来はフィオレンティーナにとどまりたいところだったが、いろいろと問題があって無理だった。僕たちは新しい解決策を探さなければならない」とコメントし、フィオレンティーナへの残留を希望していたことも併せて語っている。