東京など首都圏を中心に展開し、高い人気を誇るつけ麺専門店の「三田製麺所」では毎年夏に激辛の「灼熱つけ麺」を発売していますが、今年もまたその季節がやってきました。

7月1日より全国の店舗で一斉に発売となるのですが、今年は辛味と甘味の黄金比をコンセプトにしたという新作「黄金灼熱つけ麺」も登場するとのこと。先日、発売に先駆けて開催されたメディア向けの試食会に参加し、早速その味を体験してきましたよ。

試食会では毎年夏の定番「灼熱つけ麺」と新作「黄金灼熱つけ麺」の両方をいただくことができました。「灼熱つけ麺」は辛さを“1辛・2辛・3辛・極限”の4段階から選べるとのこと。貧乏性な筆者はどうせなら唐辛子がたくさん入ってるほうがコスパがいいってことで、迷わずに極限をオーダー!

「灼熱つけ麺」極限(990円)

というわけでこちらが三田製麺所の夏の風物詩「灼熱つけ麺」の極限バージョン。うひょう、こりゃあ辛そう! つけ汁の表面には真紅の「灼熱ラー油」がプカプカと浮かび、中央の焼き海苔の上には厳選した唐辛子を独自配合したという「灼熱パウダー」がピッチャーマウンドのようにこんもりと盛られています。

こちらに三田製麺所のもっちりとしたストレート麺をどっぷりと浸し、いざ、いただきまーす!

おおおおっ、こりゃあうまい! めちゃくちゃ辛いけど、バッチリうまい!

つけ汁の表面には激辛な要素がどっぷりと浮かんでいましたが、その下の濃厚な魚介豚骨スープと激しい辛さが見事に調和。さすがに勢いよく麺をすすったら唐辛子の刺激でむせ返ってしまいそうですが、ここまで見た目が赤いと自然と防衛本能がはたらくというもの。じっくりと辛さと旨味のハーモニーを堪能しました。

なにやらこの「灼熱つけ麺」は初登場から12年も経つそう。それだけの根強い人気があるというのも納得の味わいでした。ただし辛さレベル極限は相当な辛さだったので、あまり無理せずご自身に合った辛さを選んでください。たぶん1辛でも十分辛い!

「黄金灼熱つけ麺」(990円)

そしてこちらが2022年初登場の「黄金灼熱つけ麺」。定番の「灼熱つけ麺」と違って辛さレベルは選ぶことができず、真紅の「灼熱ラー油」や「灼熱パウダー」が使われていないため、第一印象は全然辛そうじゃありません。

どうやら中央の黄色い粉末が「京の黄真珠」など複数種のスパイスをブレンドして複雑な辛味を表現したという「黄金灼熱パウダー」らしいのですが、激辛フードだと思ってみるとやっぱり迫力不足。まあ、普通にうまそうですけどね!

つけ汁をかき混ぜてから麺を浸して食べてみると、確かに辛いは辛いんだけど、それ以上にすごくいい味!

ベースが濃厚な魚介豚骨というのは同じなのですが、そこにほのかに柚子のさわやかな風味がプラスされ、後味がすごくいい感じ。さすがに「灼熱つけ麺」の極限を食べたあとだとこんなものか〜。なんて思って余裕をかましながら勢いよく麺をすすっていると……

ゲホッ!!! ゲハッ!!! ブハァァッ!!!!

突然口の中が猛烈な辛さに襲われ、思わず盛大にむせ返ってしまいました。そして同時ににじむ汗、あふれる涙! 一体何が起こったのか……と一旦落ち着いて考えてみると、すぐにその原因がわかりました。

どうやらつけ汁の中央に盛られた「黄金灼熱パウダー」をかき混ぜたときに、焼き海苔で「黄金灼熱パウダー」を包むような形になっていた模様。なので食べ進めていても辛さをあまり感じなかったのも当然ですし、その海苔を噛んだ瞬間に辛さが炸裂するのも当然!

その後は改めてよくかき混ぜ直し、焦らずゆっくり食べ進めることで「黄金灼熱つけ麺」の美味しさもちゃんと堪能することができました。辛さと旨味の融合だけでなく、さわやかな後味とほのかな和のテイストがとてもいい感じです。

なので激辛さを追い求めるなら「灼熱つけ麺」の極限でいいかと思いますが、純粋な激辛つけ麺とは一味違う美味しさを味わいたいなら「黄金灼熱つけ麺」を推薦します。もちろん食べるときは「黄金灼熱パウダー」を焼き海苔で包み込まないように、細心の注意を払ったうえでどうぞ!

つけ麺専門店 三田製麺所
https://mita-seimen.com/ [リンク]

(執筆者: ノジーマ)