先制点を挙げたG大阪の黒川。写真:田中研治

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 Jリーグは6月29日、パナソニックスタジアム吹田でJ1第15節のガンバ大阪対サンフレッチェ広島を実施。G大阪が2−0で勝利した。

  本来は5月25日に行われる予定だったが、新型コロナの影響で延期されていた一戦。試合序盤、広島が守備への切り替えの速さをいかしてボールを奪い、優勢に展開。4分の塩谷司のミドルシュートや、21分に森島司からのスルーパスを受けた満田誠がチャンスを迎えるなど、相手ゴールを脅かした。

 しかし先制したのは劣勢だったG大阪。36分に齊藤未月の上げたクロスが、相手GK大迫敬介の手をかすめて逆サイドに流れる。これを黒川圭介が拾うと、斜めへ突破し、ペナルティエリア左から左足を一閃。ゴール右隅に突き刺した。

  さらに、39分には石毛秀樹のミドルシュートのこぼれ球に反応した坂本一彩が、反転から右足を振り抜き追加点を奪った。坂本はJ1初得点。

 後半開始から広島はドウグラス・ヴィエイラとナッシム・ベン・カリファを投入し、3−4−2−1から4−4−2にフォーメーションを変更。G大阪も51分に倉田秋が山見大登に代わって入った。
 
 広島は、54分と65分に満田が決定機を迎え、68分にはフリーキックから荒木隼人が強烈なヘディングシュートを放つがネットを揺らすことができない。G大阪は、80分に途中出場の郄尾瑠からパスを受けた小野瀬康介が右足を振り抜くが、大迫のビッグセーブに遭った。

 その直後、広島にアクシデントが発生。相手CKのディフェンス時にD・ヴィエイラが負傷退場。交代枠を使い切っていたため、10人で戦うことになった。

  G大阪は残り時間、広島の攻撃を守り切って完封。リーグ戦の連敗を4で止めた。4連勝中だった広島は、7試合ぶりで5月3日以来の敗戦となった。

 次節は7月2日、G大阪はホームで浦和レッズと、広島はホームでジュビロ磐田と対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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