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ディスクユニオン(本社・東京都千代田区)は6月29日、顧客の個人情報の漏えいがあったと公表した。

漏えいしたのはオンラインショプ「diskunion.net」と「audiounion.jp」に登録した顧客の個人情報で、氏名、住所、電話・FAX番号、メールアドレス、ログインパスワード、会員番号。漏えいの件数は、最大約70万1000件にのぼる。クレジットカード情報については保有していないため、漏えいの可能性はないという。

同社は首都圏を中心に音楽CDやレコード店を展開しており、オンラインショップも音楽愛好家を中心にユーザーがいる。

情報漏えいが、最初にツイッター上で話題になったのは6月25日ごろ。音楽配信サイト Spotifyなどで不正ログインなどの被害が次々と報告され、不安が広がった。当初は噂などと言われていたものの、AmazonやApple IDに不正ログインされたなど被害を訴える声は増える一方だった。

真相を求める声が上がる中、オフィシャルサイトは7月4日までメンテナンス状態となり、パスワードを変えられないなどの声も上がっていた。

同社が事態を把握したのは、6月24日だという。公表まで時間を要した理由について「不確定な情報の公開は混乱を招き、準備を整えてからの告知が不可欠と判断した」と説明している。