のうKNOWのサービスイメージ(画像:イーデザイン損保の発表資料より)

写真拡大

 イーデザイン損害保険は28日、脳の健康度と安全運転を軸にエーザイと業務提携契約を締結したと発表した。イーデザイン損保の自動車保険「&e(アンディー)」において、エーザイが提供する脳の健康度チェックツール「のうKNOW」を導入する。両社は、高齢化が進む中でも安全により長く運転を楽しめる社会の実現を目指し、共同でソリューション開発に取組んでいくという。

【こちらも】改正道交法、クルマ運転者への新しい罰則規定と課題は

 イーデザイン損保の&eは、テクノロジーを活用した各種サービスが受けられる自動車保険で、2021年11月より販売を開始。保険申込後に届く手のひらサイズのIoTセンサーを車内に貼付け、スマホアプリとペアリングして利用する。

 例えば事故時には、センサーが衝撃を感知するとアプリに事故連絡画面が自動表示され、1タップで事故連絡ができる。併せて衝撃前後の数秒間の状況は自動で記録される。

 運転傾向のスコアを軸としたサービスもある。スコアは運転ごとに急発進や急ハンドル、速度などによって評価されるが、それに基づき安全運転のための「運転テーマ」がアプリに届けられる。住宅街で徐行など、テーマに沿った運転ができると「ハート」というポイントが貯まり、コーヒーなどの商品と交換可能だ。

 のうKNOWは、エーザイが開発した脳の健康度(プレインパフォーマンス)をチェックできるツールだ。オーストラリアの神経科学テクノロジー企業であるCogstateが開発したアルゴリズムをベースに、エーザイがツールを独自開発し、2020年3月より販売開始している。

 ツールでは、記憶力や反応速度、注意力、視覚学習の4つのテストを行い、記憶や思考、判断力のパフォーマンスを可視化する。ツールはPC、タブレット、アプリでの提供が可能で、利用者は15分程度で簡単にテストが受けられる。

 今回の業務提携に伴い、両社は&eのアプリサービスの1つとしてのうKNOWを導入し、22年7月から提供を開始する予定だ。自動車運転では様々な状況判断を瞬時に行う必要があるため、安全運転のベースとなる脳の健康を日常的に確認できるツールとして提供するという。

 業務提携では今後、脳の健康度の維持や向上を図るソリューションの共同開発を予定している。運転傾向などのデータや脳の健康データを組合せ、脳のトレーニングコンテンツの開発や、運転者の家族を対象としたサービスの開発などに取組んでいくという。