去就が注目されているMF久保建英【写真:Getty Images】

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久保の去就動向に現地メディア注目、ソシエダの“若手タレント”2人も交渉に関与?

 日本代表MF久保建英の来季新天地にスペイン1部レアル・ソシエダが浮上しているなか、スペインメディアは完全移籍での獲得に向け、ソシエダ側が新オファーを提示する可能性を指摘。

 若手2人獲得の優先権を加えることで、移籍金額の譲歩を図っていると伝えている。

 マジョルカでのレンタル期間を今月末で終える久保は形式上、保有元のレアルへ復帰する形となるが、来季の所属先は不透明。今季のパフォーマンスではレアルの首脳陣を納得させるものにはほど遠く、さらに、外国籍枠が埋まっていることもあり、来季も“居場所なし”との見方が多くを占めている。

 そんな久保に対し、ソシエダが獲得オファーを提示したと複数のスペインメディアが報道。同クラブは完全移籍も視野に獲得を画策している一方で、レアル側は、完全、またはレンタル移籍かの判断で揺れているといい、スペイン紙「マルカ」の報道によれば、仮に完全移籍で手放したとしても、手頃な価格で買い戻しができることを条件に盛り込みたいようだ。

 移籍交渉の行方が注目されるなか、スペインメディア「elgoldigital」は、ソシエダ側がレアル側へ新オファーを提示する可能性を指摘。久保の“完全買取り”を希望し、「レアル・ソシエダは取引を安くするために、レアル・マドリードに若手2人の優先取引を提案した」と伝えている。

 記事によると、レアル側が提示するであろう高額な移籍金額の譲歩を狙い、23歳MFマルティン・スビメンディと19歳FWジョン・カリカブルの2選手が取引に含まれると指摘。両選手はレアル側から興味を示されている若手タレントとされ、U-21スペイン代表の常連になったカリカブルに関しては「ベンゼマの代役の一人と目されている」という。

 もっとも、「久保の交渉がどのような結末を迎えるかは未知数だ」とも記されており、レアルがソシエダのオファーに応じるかは不透明。来季の去就動向を巡る動きに、引き続き注目が集まる。(FOOTBALL ZONE編集部)